Sometime Somewhere

気ままに撮った花々を、気ままにアップしています。
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高尾・日影沢の花(4)  ツリフネソウ、キツリフネ、シモバシラ、オヤマボクチ

2015-09-26 23:26:07 | 裏高尾

日影沢の花のご紹介は今日で4回目、1日3種ですから12種類になります。
文章が苦手なため四苦八苦しながらの毎日ですが、あと20種程度が順番を待っています。
中には身近な場所で見ることのできる花もありますので、残りは纏めて、、、となってしまうかもしれません。
もう少しお付き合いください。

     
     
【 ツリフネソウ(釣舟草) 】   ツリフネソウ科ツリフネソウ属
高さ50~80cmになる1年草で、茎は赤みを帯びています。
花は葉の上部につき紅紫色、距はうしろに突き出て渦巻状になります。(画像でははっきり撮れていませんが、、)

      
【 キツリフネ(黄釣舟) 】   ツリフネソウ科ツリフネソウ属
山地の湿り気のあるところに生える1年草です。
花は名のとおり黄色で細い花柄の先に垂れ下がり、距はツリフネソウと違い渦巻状にならず後ろに垂れています。

      
2005年10月8日、箱根湿生花園で撮った「ハガクレツリフネ(葉隠釣舟)」です。
本州(紀伊)、四国、九州の山地の半日陰に生える1年草で、箱根には無いと説明板に書いてありました。
和名は葉の脇から花序を出し、葉の裏に隠れるように垂れることからついたとのことです。
花色は淡桃色だそうですが、湿生花園のは白色でした。

このように3つのツリフネソウを並べてみると基本的な花の形は同じですが、花色はもちろんですが花序のつき方、距の形などそれぞれ三様、、、
撮影中は夢中でその違いを意識せずに撮ってきてしまいますが、自宅で調べて「なるほど」と感動することがしばしば。
また、葉の形はわかるように気をつけて撮るようにしていますが、葉の裏の色や毛の有る無しなど観察せずにきてしまうと、微妙な違いのある名前の同定に悩んでしまうことも野草ではあります。
でも、いろいろ調べながら悩むこと、それもまた撮ることと同じ楽しさではないでしょうか。

  
【 シモバシラ(霜柱) 】   シソ科シモバシラ属
山地の木陰に生える40~70cmの多年草です。
画像は花の咲いている正面から撮ったのでわかりにくいと思いますが、花茎の片側だけに白い花をつけます。
冬になると、枯れた茎に霜柱のような氷の結晶をつけることから名がついたそうです。
残念ながらその様子はまだ見たことがありませんが、いつか…と思っています。

    
【 オヤマボクチ 】   キク科ヤマボクチ属
これから花を開くつぼみの状態です。つぼみというと可愛らしい印象を受けますが、今回初めて見て「なに???」と思わず声にしたほどまん丸イガイガ…
明るい草地に生える多年草で、岐阜県から北海道・西南部に分布。
花は淡黄色か淡紫色で頭花は3.5cmになるそうです。
花を見られなかったのは残念ですが、つぼみでも見ることができて良かったです。

                                            ( 撮影日:2015年9月20日 )


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