Sometime Somewhere

気ままに撮った花々を、気ままにアップしています。
お越しくださった際、足跡を残してくださるとうれしいです。

新緑の円覚寺(2)  松嶺院

2018-05-03 21:03:50 | 鎌倉

円覚寺に10以上ある塔頭のひとつ、松嶺院は往年のスターの佐田啓二・田中絹代や
作家の開口健のお墓があることで知られています。
また様々な山野草が植えられていて、特別拝観の日はその花たちを愛でることができます。
今日と明日は松嶺院の花たちをご紹介したいと思います。

 
 
クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)  ユリ科ツクバネソウ属
昨年夏に栂池自然園で見ることができましたが、
それに比べ葉も花もかなり逞しい印象です。
もともと深山の林内に生えている植物ですから、
日当たりの良い鉢植えであることを考えれば納得できます。
たぶん鎌倉でこの花を見られるのはここだけではないでしょうか♪

 
ホウチャクソウ(宝鐸草)  ユリ科チゴユリ属
山野や林内で見るのに比べて、花弁の付け根がほんのり赤みを帯びています。
日当たりや栄養のせいか、、、もしかして園芸種でしょうか??

 
 
ムラサキセンダイハギ(紫先代萩)  マメ科
名札には「センダイハギ」と書かれていましたが、正しくは「ムラサキセンダイハギ」。
北アメリカ原産で、日本では園芸種として栽培されているそうです。
*************
「センダイハギ(先代萩)」は、箱根湿生花園や東慶寺で撮影をしていましたので、参考までに。。
 
                       2015年5月6日・東慶寺 
 
                   2017年5月21日・箱根湿生花園

 
ツボサンゴ(壺珊瑚)  ユキノシタ科
名札には「ツボサンゴ」となっていましたが、
今まで見てきたツボサンゴに比べ、花が大きく花数が多いような気がします。
秋に付く赤い実は同じだと思うのですが…
 
                       2014年10月12日撮影

 
紫色が鮮やかなミヤコワスレ(都忘れ)

 
 
イッサイマユミ(一才真弓)  ニシキギ科
山野に生えるマユミに比べ小ぶりです。
名に“一才”と付くのは「茎や草丈が小さくても実がつく」ということだそうで、
確かに、鉢植えにされているためだけではなく、木の高さは1メートル弱と低いです。
それでもちゃんと秋には実を付けていました。
 
     2014年10月12日撮影(赤い種子はまだ顔を出していませんが)

 
 
ニオイロウバイ(匂い蝋梅)  ロウバイ科
北アメリカ原産の落葉低木です。
メロンのような強い香りがするそうですが、、、ほとんど匂いは感じませんでした。
境内にはクロロウバイ(黒蝋梅)もありましたが、見ごろを過ぎていました。

 
名札には「ダルマウツギ」とありましたが、
たぶん「ダルマノリウツギ(達磨糊空木)」ではないかと…
ノリウツギの歪性種で節間が短く背丈も伸びにくい品種で、鉢栽培に向いているそうです。
花が見られるのはもう少し後ですね。

 
境内からは楓越しに山門を横から見ることができます


( 撮影日:2018年4月29日 )

コメント
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