光則寺さんのヤマアジサイはまだまだたっくさんあるのですが、
ちょっと小休止をして、先週日曜日に久しぶりに行った東慶寺さんの花たちをご紹介したいと思います。
ナツロウバイが咲いていると東慶寺さんの公式サイトに紹介されていたので、期待をしたのですが、
少し奥まったところに植えられていたのと、見頃を少し過ぎていたので、上手く撮れませんでした。
花はナツツバキくらいの大きさで、果実は早春に咲くロウバイの3倍くらいあります。
墓地手前の崖一面に咲く「イワタバコ (岩煙草)」は、まだ蕾の状態でした。
でも、あと数日で紫色の星型の花が咲き揃うのではないでしょうか。
八重のドクダミの白い花がちょうど見頃でした。
私が初めてこの花を見たのは、鎌倉駅前の大巧寺さんでした。
その後、鎌倉のお寺のあちらこちらで見られるようになったような気がします。
白蓮舎前の花菖蒲の畑、まだ花は数輪だけでしたが、古代紫の花色は数輪であっても目を惹きました。
足元にはユキノシタやアカバナユウゲショウ、ゲンペイコギクなどの小さな花が咲いていました。
通路脇には「カシワバアジサイ」などの紫陽花が咲き始めていました。
もう少しすると、ピンクや青の花姿を楽しむことができるでしょう。
どこからか飛んできたのか「ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)」のかわいいピンクの花が咲いていました。
ヨーロッパ原産の1~2年草で、日本には江戸時代に渡来したそうです。
茎の上部の節の下から粘液を出し、ここに虫がくっつくことからこの名がついたとのことですが、食虫植物ではなく、ナデシコ科マンテマ属です。
右のは極淡いピンク色で優しい印象でした。
本堂裏の斜面いっぱいに根を張り花を咲かせている「イワガラミ(岩絡み)」です。
普段は本堂裏に入ることはできませんが、イワガラミの咲くこの時期だけは、特別公開されます。
公開の日時などは東慶寺さんの公式サイトに掲載されていますので、確認をしてからお出かけください。
ユキノシタ科イワガラミ属の落葉つる性で、山地に生え、気根を多数出して岩や木に高くはいのぼります。
斜面いっぱいに広がっているイワガラミは、左の画像に写っている根1本から出たものです。
卵形で白い花に見えるのは装飾花で、装飾花に囲まれた部分は両性花です。両性花はまだ蕾の状態ですが、もう少しすると開きます。
( 2012年6月3日撮影 )
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