天才子役というものは、いつの時代にもいて、
尽きることがないよう。
最近では、友達に借りて観た「天国の青い蝶」の少年。
それに、観たばかりの「アイ・アム・デビッド」の主人公、
ベン・ティバー君。
映画が進むにつれ、その顔や表情にどんどん吸い込まれた。
何よりも印象的なのは、その柔らかな黒い瞳。
ただただ静謐で、無垢で、純粋で・・・(陳腐な表現だけど)。
それに、白く透きとおったお肌と、苺みたいな赤い唇。
少年のような、少女のような、天使のような・・・。
ストーリーも景色も、もちろんとてもよかったけれど、
見終わった後に残っているのは、
「(顔に)癒されました」・・・という満足感(笑)。
いやいや。「顔かよ・・・」なんて言うことなかれ。
顔や表情で、人の心を和ませることができるなんて、
実は、ものすごい徳なんだと、最近では思います。 (年のせいかな)
ただそこにいるだけでですよ、
何も言わなくても、何もしなくても、
周りを幸せな気分にできるわけですから。
それって、あるがままの、美しい究極の形かも・・・。
たとえば、見るだけで、手を合わせたくなったり、
心が落ち着いたり、ホッとする仏像の面持ち・・・
そんなレベルに近い徳だとは言えないでしょうか。
見た目より、中身だと言いますが、
外見はやっぱり、大きいですね。
でも、外見がよくなるには、結局のとこ、
内なる心を磨いていくしかないのだと
雨音を聴きながら、思ったりしておりマス。拝。