~ Mon petit cheri~*

四季を味わいながら、暮らしのセンスアップをめざしています

* Free *

2006年07月07日 | 自由詩

オリーブの葉を銀色にひるがえす風や

朝や

読み進まない本を閉じる幸せ

痛みの中の知性や

市場の脇の見知らぬホームレスや

白い彫像のあたたかな色

幾度も生まれ 幾度も消える雲や

笑い声や

境界のないわたし



タヅナなんて 手放してしまえば

物語なんて 放下してしまえば



扉は消えるのだろう

初めから そこにはなかったのだから・・・



コメント (2)
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