浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

ギャンブル

2015-09-28 09:19:23 | 社会
 ギャンブルというと、賭け事。もっとも身近にあるのがパチンコである。図書館に行く途中、パチンコ店の前を通るが、いつもウィークデイの昼間でも駐車場はほとんどうまっている。

 たくさんの人がパチンコに入れあげている姿が想像できる。亡くなった友人は、小遣いはパチンコで稼いでいると豪語してい。本当かどうかは知らないが、そう言うのならかなり儲けていたのだろう。しかしパチンコで儲けられるまでにどれほどつぎ込んだのだろうか。パチンコを始めてからの収支を計算すれば、おそらく損をしているのだろうと思う。

 パチンコで時間(暇)を潰す、ということもしばしば聞くことだ。まだ家でごろんとテレビでも見ていたほうがいいだろうに、パチンコに足を運ぶのである。

 近所のパチンコ店は大きくなるばかりだ。賭け事は常に胴元がもうかる仕組みになっている。宝くじなども同じ。賭け事から収益を得ようとして始めるからだ。収益が得られなくなったらやめる、続けているということは胴元が儲け続けているということである。

 しかし、パチンコに通う人の中には、ギャンブル依存症で苦しむ人が多いという。そうした本も何冊か出ている。

 新聞広告に、借金の返済に困っていませんか、などという弁護士事務所の相談会のチラシが入っている。そんなに借金で苦しんでいる人が多いのかと疑問を持つのだが、パチンコ依存症の人がたくさんいることを思うと、納得してしまう。

 パチンコで時間を潰す人が多いということが、日本をダメにしているのではないかと思うのだが、政治家などはもっと賭け事を増やそうとしている。カジノを合法化しようという動きもある。

 庶民の生活を破壊してまでも、胴元に儲けさせようという魂胆だ。まさに新自由主義的な施策でもある。貧民からカネを収奪して富裕者にまわしていくという、新自由主義の根本的な原理そのものだ。

 次に掲げるリテラの記事に全面的に賛同する。紹介されている、作家であり精神科の医師である帚木蓬生氏の本を読もうと思う。帚木氏の本は、すべてがきわめて良心的な内容である。

http://lite-ra.com/2015/09/post-1534.html
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1 コメント

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胴元が儲からないと成立しません (能天気)
2015-09-28 17:46:37
保険やギャンブルは、胴元が儲からないと成立しませんが、私も周りが儲かった話ばかりするので、計算した事があります。確かパチンコの還元率は約6割、宝くじは約4割だったと思います。お金を払った時点で、パチンコは4割の損、宝くじは6割の損で当たる確率は数百万分の1だったと思います。一生のうちに交通事故に合う確率より低かったと思います。宝くじを買うなら、競艇や競馬で小銭で遊んだほうがいいよと私はアドバイスしていました。私もしませんが・・・・。
ギャンブルをする人は大きく2つに分けれると思います。単に暇を潰す人と自分の自由になるお金が少なく、一発当てようという人(小遣いが少なく、当てれば嫁さんに内緒のヘソクリが出来る)、中には初めて直ぐに濡れ手に泡の大儲けをして抜けれなくなる人がいました。儲かるのは、胴元と利権を手にするお上・・・。庶民がギャンブルをすると損するだけです。
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