浜菊会のブログ

半泣き老狼団。一道民が生き抜く為の記録。

9月5日(土)のつぶやき

2015-09-06 06:36:04 | 政治

なんか、また池田信夫が言ってるみたい。『裁判所の怠慢が「違憲の自衛隊」を放置してきた』ってブログ記事を書いたらしいが、読む価値はなさそう。だって、池田は言うことが毎回毎回、コロコロのよく変わるから、どう考え何を主張したいのかが不明。というかワケが分からない。がフォロワー数は多いw


@hamagikukai 池田信夫のお説によれば、閣議決定していた時点で法的には合憲って言ってたんだから、池田説に従えば、防衛省設置法が閣議決定されている時点で「合憲」なんじゃないんですかね?これを覆せるのは最高裁だけって自分が言ってるんだから、合憲しか主張できんでしょうが。


池田信夫曰く、『最終的には最高裁が決めるが、それまでは首相が決める』という説を自分が言っている>twilog.org/ikedanob/date-…んだから、首相が合憲かどうか決めればいい、ということだろう?すなわち、池田信夫説では、1閣議決定があれば合憲2最高裁以外は首相が決めれば合憲


池田説から導かれるのは、「自衛隊は合憲」しかないわけで。最高裁の判断が出なかったことに対し批判はあり得るが、最高裁判断を「国民からの要請で出せと命じることができない」し、抽象的違憲審査も行われないことを改めさせる権力もないわけで、池田が『憲法にはそんなこと書いてない』と(続


いくら一般人相手に息巻いても、最高裁がそうした考え方を捨て去るわけでもないわな。なので、最高裁批判をするのであれば、最初から「政治家だの憲法学者だのが何と言おうが、最高裁が司法でもって違憲判断を出せ」と言うべきであり、主張の一貫性があったかも。しかし池田説はコロコロ変節しただけ。


過去の池田説は、完全敗北で撤回すると言えばいいのにね。今になっては「違憲の自衛隊を放置してきたのは最高裁の怠慢だ!」とくれば、じゃあ政府は司法判断にきちんと従うのか?そんなに司法が尊重されるなら、違法な選挙実施を知った上で解散権行使は不可能だし、選挙無効が当然ではないのか。


違憲状態で選挙を行うということは、違法を強行すれば事情判決の法理で「脱法であろうとやったもん勝ち」ということを政府も最高裁も自覚しているということだ。こんな三権分立のシステムなんて、そもそも憲法でも法学理論でも、想定されてなどいないだろう。守られないルールは実効性を持たない


九電のなし崩し的川内原発の稼働が続く。図に乗って2号機もやる、と。原子力規制委としても、背中に匕首を突きつけられると、審査業務で時間を稼ぐこともできず、合格と言わされてしまう。本音では安倍総理が「国民的議論を踏まえた上で」原発を再びやるんだ、と宣言でも出せよと思うだろう。


エネルギー政策の根本的な議論を蔑ろにして、規制委にだけ責任を押し付ける安倍内閣―殊に官房長官と経産大臣ーの口ばかりで無責任な態度には、イライラも募ろうというもの。自民党内の「原子力規制庁の改革方針」みたいなマスコミ対策は、規制庁への実質的圧力であり「JAの二の舞」的な話なんだよ。


規制委員会の委員長・委員人事は願い下げだというポジションだろう。成り上がり的原発ムラ人材なら、喜んでホイホイだろうけど。まともな人であればこそ、苦々しいに決まってる。政府の無責任は限度を超えているんだよ。五輪醜聞問題とも同じ構図。決定の責任を負うべきは政府であり政治家なのに


原子力規制委員会に全責任を押し付けたんだから。しかも、司法も司法で、裁判所が易々と通してしまったわけで、国民の議論の場を完全に喪失させてしまったんだぞ。つまり、国民意思を無視、経産省&エネ庁の「やるという方針」だけが、何らの洗礼も受けずに、決定権者不在のまま「空気」だけで進んだ。


で、九電の連中は、次々と原発を動かしている、と。俺らの責任でやるんだ、ということなら、未来永劫に渡って全責任を負え。廃棄物問題も廃炉問題も、全部だぞ。それもできないくせに、何故民間企業の責任で、とか称して、安易に運転ができるんだ。