先月の話題だが、権威ある学術誌に掲載されたんだ、という「お説」ね。
・菊池誠阪大教授の「3県検診は過剰診断」説の謎
>http://blog.goo.ne.jp/hamagikukai/e/c65d368248a9ec4429dd6c672e427d92
・3月20日(月)のつぶやき その1
>http://blog.goo.ne.jp/hamagikukai/e/0daef60dd715b6c23ac0286967592860
過剰診断説を唱える人たちが盛んに喧伝するのが、
Ahn HS et al., Korea's thyroid-cancer "epidemic"--screening and verdiagnosis., N Engl J Med. 2014 Nov 6;371(19):1765-7
>http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp1409841
であるが、その後日談については語られないようである。偶然発見したw
最近では手術件数が減少してきた、ということのようである。
South Korea’s Thyroid-Cancer “Epidemic” — Turning the Tide
N Engl J Med 2015; 373:2389-2390
>http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1507622#t=article
簡単に言えば、韓国で甲状腺癌が増加した背景というのは、いわゆる商業主義的側面があったもので、スクリーニングで「対象者を掘り起こし」手術をどんどんやることが経済的利益に繋がっていたから、ということがあるだろう。
しかし、福島県の小児甲状腺癌については、そのような背景はあるものではないので、同列に語るのは無理があるものと思われる。福島県の小児甲状腺癌の手術をすることが、特別の利益を意図したものではないことは明らかだろう。
また、最初の掲載論文は原著ではなくperspectiveの取扱らしく、価値はあるだろうし意義がないわけではないが、そんなに鬼の首を獲ったかのように言うのもどうかと思うが(後日談はcorrespondenceなので、更にグレードが下がるとは思う)。
検査を実施しているのが、同一人物について複数回実施(数年毎?)というわけではないなら、福島県の小児甲状腺癌の2巡目以降における診断例とは意味合いが異なるように思われる。
日本の甲状腺癌の治療指針に基づく標準的な医療であると予想されるので、福島県の小児甲状腺癌を韓国の成人スクリーニング例と対比するのはかなり困難であると思う。
ああ、それと、スクリーニングと過剰診断ってことだとして、韓国の成人例でさえ「93年の15倍」ということのようで、スクリーニング開始の99年比だと何倍なのか、知りたいところだが、あのグラフからは皆目見当もつかないなw
罹患率が10倍くらいにしかなってないなら、スクリーニングと過剰診断があっても、その程度しか説明できないのかもしれませんよね?他の部分は、どう説明できるんだ?
「50倍」になっても不思議ではない、という越智医師のお説は、謎に満ちているなwww
増加部分の20%しか説明できないなら、残り80%部分はどうやって説明できると?
不思議だなー
・菊池誠阪大教授の「3県検診は過剰診断」説の謎
>http://blog.goo.ne.jp/hamagikukai/e/c65d368248a9ec4429dd6c672e427d92
・3月20日(月)のつぶやき その1
>http://blog.goo.ne.jp/hamagikukai/e/0daef60dd715b6c23ac0286967592860
過剰診断説を唱える人たちが盛んに喧伝するのが、
Ahn HS et al., Korea's thyroid-cancer "epidemic"--screening and verdiagnosis., N Engl J Med. 2014 Nov 6;371(19):1765-7
>http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp1409841
であるが、その後日談については語られないようである。偶然発見したw
最近では手術件数が減少してきた、ということのようである。
South Korea’s Thyroid-Cancer “Epidemic” — Turning the Tide
N Engl J Med 2015; 373:2389-2390
>http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1507622#t=article
簡単に言えば、韓国で甲状腺癌が増加した背景というのは、いわゆる商業主義的側面があったもので、スクリーニングで「対象者を掘り起こし」手術をどんどんやることが経済的利益に繋がっていたから、ということがあるだろう。
しかし、福島県の小児甲状腺癌については、そのような背景はあるものではないので、同列に語るのは無理があるものと思われる。福島県の小児甲状腺癌の手術をすることが、特別の利益を意図したものではないことは明らかだろう。
また、最初の掲載論文は原著ではなくperspectiveの取扱らしく、価値はあるだろうし意義がないわけではないが、そんなに鬼の首を獲ったかのように言うのもどうかと思うが(後日談はcorrespondenceなので、更にグレードが下がるとは思う)。
検査を実施しているのが、同一人物について複数回実施(数年毎?)というわけではないなら、福島県の小児甲状腺癌の2巡目以降における診断例とは意味合いが異なるように思われる。
日本の甲状腺癌の治療指針に基づく標準的な医療であると予想されるので、福島県の小児甲状腺癌を韓国の成人スクリーニング例と対比するのはかなり困難であると思う。
ああ、それと、スクリーニングと過剰診断ってことだとして、韓国の成人例でさえ「93年の15倍」ということのようで、スクリーニング開始の99年比だと何倍なのか、知りたいところだが、あのグラフからは皆目見当もつかないなw
罹患率が10倍くらいにしかなってないなら、スクリーニングと過剰診断があっても、その程度しか説明できないのかもしれませんよね?他の部分は、どう説明できるんだ?
「50倍」になっても不思議ではない、という越智医師のお説は、謎に満ちているなwww
増加部分の20%しか説明できないなら、残り80%部分はどうやって説明できると?
不思議だなー