ゴルフを語ろう-芝よ、木々よ、風よ

 
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ゴルフなエッセー

後味の悪い2009年のMVP

2009年12月12日 | ゴルフ

「OBではあるが、350ヤード以上の豪快なショットだったので、そのOBはなかったことにする」と言われたら納得できますか? 最近、これに近いようなことが起きました。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、小泉直会長の独断で今年のMVPを石川遼に決定しました。規定のポイント換算なら池田勇太が受賞するところを、同会長が本来ならポイントには反映されない海外での活躍を加味した結果です。

男子ゴルフ界への貢献度や人気などを考慮すれば、石川のMVPが妥当なのかも知れません。私自身、今年のMVPは石川がふさわしいとは思います。ただ、選出ルールが決まっていたにも係わらずそれを無視したのは、ルールを重んじるゴルフ界としては重大な過ちと言えるでしょう。しかも事前に選出法変更のアナウンスはなく、選手たちに説明もなかったというのは最悪です。

それを反省してか、小泉会長は「池田選手に対する配慮が欠けていた」と謝罪した上で、池田に特別貢献賞を授与すると発表しました。それでも同賞の賞金額は、MVPの100万円を下回るそうです。いっそのこと、けちなことは言わずに今年に限って二人ともMVPにすれば良いのではないでしょうか。

そもそもMVPの選出ルールがおかしいですね。優勝1回に何ポイント、賞金ランキング何位で何ポイントなど、その重み付けに何の根拠もありませんし、極めて機械的です。せめてファンやスポーツ記者の投票などの世論も加えて欲しいものです。

今回の件で言えば、JGTOはもっと早い段階でルールを見直し、公開すべきでした。それにしてもJGTOでは、会長の一言ですべてが決まってしまうのでしょうか。女子ツアー(LPGA)に比べると、組織も人も硬直しているような気がします。

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