新型コロナウイルス 感染症は医療のいろいろな分野で影響が出ています。
1)インフルエンザ検査は検体採取等で感染リスクが高いので中止が日本医師会から勧告されました
2)のどの痛み、熱、咳、嗅覚障害、味覚障害のある場合の耳鼻科診療で制限されることがあります
さらに、最近、日本消化器内視鏡学会が胃内視鏡検査および大腸内視鏡検査時について
防護策の提言がありました。
「フェースシールド付きマスク(またはゴーグル+マスク)、手袋、ガウン(長袖)着用を推奨します。
各種防護具は患者毎に取り換え、検査・治療終了後には手指から肘までしっかりと洗浄するように
してください。また、対面式のジャクソンスプレーなどを用いた咽頭局所麻酔の際にも咳嗽を誘発し
エアロゾルを発生させる可能性はありますので、可及的にエアロゾルを発生させない配慮が必要と
なります。その上で、前処置施行に際しても上記の防護策をとってください。」
(
https://www.jges.net/news/news-official/2020/03/30/27450より引用)
消化器内科の先生のご苦労が偲ばれます。
当院は心臓血管外科で内視鏡検査は消化器内科の先生にご紹介しています。
血液を固まりにくくする抗凝固薬を処方している患者さんが多く、胃や大腸の
病気があって出血から貧血になることがあるため、消化管内視鏡検査の依頼を
病院やクリニックにすることが多いです。
今後は胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査はある程度数的な制限が出るのでしょうか?
検査依頼についても、医療機関ごとの状況も考えなければならないかもしれません。
大変な時代になりました