タマネギの形と甘味を活かした… ^_^

　わが家の新作料理ですが、タマネギの形と甘味が…




「タマネギの肉詰め焼き」


　小ぶりのタマネギの中身をくり抜いて、みじん切りにして炒めます。
これをひき肉と乾燥果実（わが家は干しイチジク）と混ぜて
タマネギの中に詰めて、パン粉を振りかけてオーブンで焼き上げます。





焼いたタマネギが甘味が出ていて、中に詰めたひき肉とタマネギが香ばしく
イチジクの味とのハーモニーが絶妙です。


「肉詰め」というと、子どものころ食べて「ピーマンの肉詰め」を思い出します。
ピーマン嫌いなこどもにピーマンと食べさせるという感じの料理で、
ピーマンと中身のひき肉が別々の味で融和していません。

今回の「タマネギの肉詰め」は、タマネギ自体がおいしく、外側と中身に
タマネギが使われていて渾然一体となっていて、立派なレシピになっています。

胸水（きょうすい）がたまる… ^_^

　天皇陛下が冠動脈バイパス術後に「胸水（きょうすい）」がたまって抜く処置を受けられたそうです。

「胸水」は肺の外側の空間に水が貯まることで、肺を圧迫して呼吸機能が低下します。

心臓術後にはしばしば見られますが、外来でも「心不全」があると「胸水」が出てくることがあります。

 

で、さっそく外来でも「胸水」について質問がありました　

 

 

　心臓弁膜症がある患者の胸部X線です。

心不全があるので、ときどき「胸水」がたまります。

 

 

これは「左の胸水」…　画像の右の方の白い部分が広がっていますが、胸水です。

 

 

 

こちらは「右の胸水」…先ほどと違って画像の左の方の白い部分が広がっています。

 

右や左の胸水がたまると、息苦しさを感じます。

幸い天皇陛下のように針を刺さして水を抜かずに利尿剤（尿を出す薬）で対応しています。

 

天皇陛下のご病気で、患者さんはいろいろな「医学用語」に興味を持たれるようです