多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

フィンランドの教育から日本の教育基本法改正を考える

2006-11-19 22:19:43 | 教育基本法

 11月18日に行った弁護士の石井小夜子さんをお招きしてのティーチインは、50人を超える市民の皆さんにお集まりいただきました。衆議院で法案が与党単独で採決された直後とあって緊張感あふれる集会でした。
 石井さんからはフィンランドが、なぜ、OECDの学習到達度調査でトップとなにったのか、詳細な報告がありました。フィンランドでは、テストが全くないこと、子どもたちに授業嫌いがない、PISAのテストで算数、読解力など、各国と比較すると、理解の低い子どもたちは、少なく、平均的に理解している子どもが多いこと、大学まで全ての教育が無償であること、授業時間数は世界的に最低であること、分け隔てのない教育をしていること、など、またまだありますが、本当にビックリするような報告をしていただきました。質疑では、15人近くの皆さんが手をあげ、質問や意見を述べられていました。
 なぜ、いま教育基本法を改正しなければならないのか、石井さんの報告を聞かれた会場は、改めて廃案に追い込まねば、という気持ちが沸いたように感じました。
 新撰組で開いた石井さんを囲む会も、30人近くの人々が参加し、熱気にあふれ、それなりに気勢をあげていたように思います。
 新聞やインターネットで見た、という人もあり、はじめて来られた方も、多く目につきました。
 11日の集会・バレード、16日の国会前集会やヒューマン・チェーン、そして、今回の石井さんの講演会と続きましたが、本当にお疲れ様でした。
 国会は参院へと舞台を移し、またまだ、続きますが、教育基本法を廃案に追い込むべく、あらゆる手立てを講じましょう。
 
                    
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