多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

たまねこ、自民党の新憲法草案に物申す

2005-10-29 23:24:45 | アピール



 自民党の新憲法草案が決定しましたね。11月22日の結党50周年記念大会で正式発表となるとか。第ニ章の「戦争放棄」は「安全保障」となり、第二項の「戦力の不保持」と「交戦権の否認」を削除され、「自衛軍の保持」が明記されました。
 しかも、戦争の惨禍に触れた前文「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」との文脈はいっさい削除され、これまでになかった「日本国民は、帰属する国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務を共有し」と、愛国心をかもし出す記述を導入しました。もともとの自民党の憲法草案委員会では、「日本国民はアジアの東、太平洋と日本海の波洗う美しい島々に~」という書き出しで始まっていたといいますから、さすがにこれでは、と修正したのでしょうが、「戦争の惨禍」を一切、省みない前文の構成は、現憲法の基本原理を根本から否定したものといえます。

 さて、11月23日の「たまには、平和でしょ」キャンペーン。この改憲草案が正式発表となった翌日に、市民がこうした動きにNO、と高らかに平和を訴えるアッピールの場となります。
 幅広い呼びかけと動員、改めてよろしくお願いいたします。

 ところで、30日は、多摩市民「九条の会」が午後6時半からベルブ永山視聴覚室できくちゆみさんをお招きし、憲法への思いを語る会を開催します。

 そうそう、ブログに「たまねこ」をアップしました。
各方面で少しずつリンクされはじめています。
ご紹介方、よろしく。

 http://blog.goo.ne.jp/habe1/

コメント (1)
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