あんまの新あそび日記

平凡ではない50代リーマンです
育児に奮闘しマネーの勉強を続け
家庭生活全般の事を書き綴っております

北アルプス登山4日目(アルプスじゃない) 9/19

2005年09月26日 | 
雨飾山断行!
散々進路を迷った挙句自宅から一番遠い雨飾山を選んだ。
雨で危険なら諦めよう。行けるだけ行くかな。ってスタンスだ。
国道147号から小谷温泉に向うがこれがナカナカの田舎道。晴れていれば気持ちの良い道なんだろう。
小谷温泉から更に奥へ進み雨飾高原キャンプ場に着いた。
思いっきり秘境チックなキャンプ場で静かであり、沢が流れていて岩魚が泳いでる。
どちらかと言うと大人向けのキャンプ場だろうか。客は大人ばかりだった。

雨中の急登そして登頂の感動
キャンプ場の横を抜け沢沿いの木道を歩く。程なくして急登が始まる。
この急登が恐ろしい程の試練であった。甲武信ヶ岳、黒戸尾根、赤岳文三郎、と色んな急登を歩いたが
それに勝るとも劣らない急坂であった。しかも下が雨に濡れて泥状である。無茶苦茶歩きづらかった。
雨が強くなりカッパを着る。しばらく様子を見ながら歩いて雨がヒドクなるようなら戻ろうと決めた。
この時ヒロミは俺が『戻ると言いません様に!』と願ったそうだ。いい根性してるわ。

雨の中の急登を登っていると結構人が歩いている。俺は80%の確率で降りよう!と思っていたので驚いた。
なんだ皆登るのか!大丈夫なんかな。急に元気が出てきた。関係ないけどゴアのカッパもスゴク快適だった。

途中荒菅沢で急流を渡り更に上へ上へを歩を進める。ハッキリ言って道は甘くなかった。

ありえないような急角度のドロ登りが出てきて苦労した。雨は降ってるし心に厳しい登り道だった。
長い長い登りを経てやっとこ、本当にやっとこ笹平に出た。ラッキーな事に雨も弱くなっていた。
ここからは30分程で頂上だ。絶対に登れる!と確信する。
最後の急登を登ると頂上であった。景色は無い。


しかし辛い辛い登りを我慢して登った事がスゲー嬉しかった。景色が無いながらも二人で思いっきり笑えた。
他のパーティの人達も笑っている。こんな時に登るのは皆よっぽど山好きなんだろう。
皆辛さを共有し仲間のように話していた。
ガスが一瞬だけ切れて白馬岳の方がちょこっと見えたのが嬉しかった。
休憩しながら食事だ。100円ショップのパンに20円コロッケをはさんで食べるとメチャクチャウマかった。

急登を下るのはまどろっこしい。少々の坂なら走るように降りる事が出来るのだが、
あまりにも急である為、リズムよく早く歩く事が困難であった。
登山口に着く頃には晴れ間が見える。山の神様が居るとしたら味方してくれたのだろう。

スンゴク辛い山だったけどスンゴクおっきいモンを得る事が出来た。


色々な出会い

無事駐車場に着くと帰る支度だ。靴を脱いでる人達は皆満足そうな顔だ。
この雨の中の山では随分と色々な人と話した。皆心細いのか、話す出すと安心するのだ。

隣の新潟ナンバーのパーティは昨日、安達太良山に登ってきたらしい。
登り途中で仲良くなった爺さんは北海道から来ていて、ここいら一帯の100名山を登っていたらしい。
高妻から戸隠山に行ったら蟻の戸渡はコエーゾー!と教えてくれた。絶対今度行く事に決めた。
向かいの帯広ナンバーの夫婦は一週間前からフェリーで来たらしく火打、妙高、高妻、の一帯を登ったそうだ。
明日は燕岳に行くらしい。
俺等も立山、剱、と登ってきたから、皆同じ様な事してんだね~♪と笑いあった。

雨飾山はササッと登りササッと降りてくるつもりであったが、そんなに甘くなかった。

自分にとってスゴクいい勉強になった。

妙高方面への林道
帰り道を考える。国道に出て日本海側(北)に行くか、松本方面(南)に行くか、迷った。
どちらも何度か通った事があり、運転が退屈になりそうで心配だった。
地図をよく見てみると妙高方面(東)に抜ける道があった!これは迷わず行くでしょう!
帰り道は妙高から管平高原に向って群馬に抜けよう!と作戦たてた。

妙高方面の峠道をグングン登るとダート道になった。構わずアクセルを踏んだ。
後を振り返ると雨飾山方面の山並みが綺麗だ。長野県から新潟に入り、アスファルトに入るかなぁ?と
期待したが甘かった。
しかし、景色は最高だった。草原が広がった先にアルプスとは違う緑の大きな山が見えた。

後から地図で分かったが、妙高山と火打山であった。
1時間後位だろうか、やっとこアスファルトの道に着いたそこは妙高、火打の登山口である笹ヶ峰であった。
また計画を練ってここの来る事を誓う。

妙高高原はスキー場もあるが草原も綺麗だ。アルプス側と全く違う緑の広大な景色だった。

小さな温泉に入り、長野方面へ走る。満足な冒険だったと思う。
長野市街でチェーン店のラーメン屋でビールと餃子を楽しみ、更にスーパーで酒を買い、安全な場所で寝る事にした。
充実の4日間が終わろうとしていた。
コメント (2)
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