あんまの新あそび日記

平凡ではない50代リーマンです
育児に奮闘しマネーの勉強を続け
家庭生活全般の事を書き綴っております

表銀座Ⅳ

2007年07月27日 | 
燕山荘をから下り始める。とズンズンと高度計が下がっていった。
ダブルストックの為、膝への負担が非常に少ない。
だもんだから非常に早く歩く事が出来るのだ。ウキウキ気分になって歩いている
と自然に笑顔が出てくる。
すれ違ったおばさんから

おばちゃん『あらーそんなに重い荷物でスゴイわね~。カッコいいわね~♪』

と言われた。
俺は嬉しさを隠しながら『イヤハヤこれでも結構ヘロヘロなんですよ~』と返した。

『重い荷物を・・・』との部分はすっかり忘れて、『カッコイイワネー』との声が頭に響き渡る!
そんな事を言われた経験の無い俺は、調子に乗った。調子に乗りまくった!
絶好調の気分で天狗のように転げ落ちるように歩き続けた。

がしかし!合戦尾根は急登である。歩いても歩いても登山口に着かない。
ついに左膝が痛くなってしまった。
俺は調子乗った事を大きく反省した。バカだった。。。。

反省したので足を引きずりながら、次のベンチまで行ったら休憩しようと決めた

さて第一ベンチにたどり着くと、おばちゃんおじちゃんの10名程の軍団が居た。
さっそく挨拶すると・・・

おばちゃんA 『いやースゴイ荷物背負ってるね~』
おばちゃんB 『今日はどこから来たの?大天井?スゴイ早いね~』
おじちゃんC 『足元を見てみなさい。ぜんぜん装備が違うんだよ~。ネェ』
と言われた。
俺は嬉しさを隠しながら『イヤハヤこれでも結構ヘロヘロなんですよ~』と返し
た。

軍団と笑顔で別れ、颯爽と歩き始めた。。。。
イヤイヤイヤここで俺は休憩するんだよ。でも格好つけてバイバイしたから戻れない。
バカだ。俺はバカだ。何やってんだ!
と思いながら再び足を引きずりながら歩き始めた。気分は絶不調だ。

くだりで思わぬ苦境を経験した俺はなんとか車にたどり着いたのだった。
今度から、おばちゃんの前でカッコつけるのはやめようと心に誓った。

中房温泉有明荘の風呂は素晴らしかったネ。俺一人!
ここは車でも行けます。
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表銀座Ⅲ

2007年07月26日 | 

5:00頃、テントの外が明るくなって起きた。
外に出ると槍穂方面には雲が無い。昨日より素晴らしい景色だ。心が和む。
食事を摂ってテントを片付けると、隣テントのバカモノと目が合った。
挨拶をして会話をすると、バカモノではなく気持ちの良いおっちゃんであった。
おっちゃんは関西から来たらしい。これから常念を通過して蝶ヶ岳に向かうらしい。
オッチャンとしばし会話を楽しんで別れを告げた。

大天井の頂上に行って眼前の絶景をもう一度、目に焼き付けた。
大天井は常念山脈の中で一番標高が高い。形も素晴らしい。
なぜ深田100名山に選ばれなかったのだろう?と疑問に感じた。
後で風呂に入った時にアルプスのポスターを見て分かった。
安曇野側から北アルプスを望むと、デカイ山脈の中に大天井は見えるのだが、奥まった所で目立たないのだ。
その代わり、常念岳は思いっきり尖がっておりカッコ良く、いかにも主役である。
このような状況から『なるほど大天井は100名山に選ばれなかったのだなぁ』と理解した。


大天井から燕岳に向かう道は絶景の連続空中散歩である。さすが表銀座と呼ばれる筈だ。
西側の裏銀座と槍穂もスゴイが東側には八つ,浅間山,富士山,南ア甲斐駒,北岳,が見えた。
もう100名山だらけであった。
この景色を見て感動しない人は居ないだろう。
自然の景色が好きな人には絶対にお勧めしたい絶景ポイントだ。
ただし、中房温泉から4時間程、歩く必要があるが。

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表銀座Ⅱ

2007年07月24日 | 
西岳方面の分岐点で、カッコイイお兄さんにと会話した。
カッコイイ兄さんは『あと2~30分位で小屋だよ。お気をつけて~』と言った。
こんな他愛の無い会話で元気が出るのだ。
大天荘に着く手前の200mの急登は気合で歩いた。
小屋前はガラガラ。景色は無し。13:30ヘロヘロだ。
今、テントを背負った時、行動時間の適正は7時間くらいなんだなぁ。

素早く一等地を見つけてテントを張った。
『今日は人が少ないので、他のテントからウルサイ音は聞こえないぜ!イヒヒヒヒ~』

テントに潜り込みオニギリをほお張った。オニギリいくつあるんだよ!→5個
ソーセージも火を通さないで食った。飯と合って抜群にウマかった。
食後にのんびりしていたらスゴイ睡魔に襲われた。
気持ちの良いテントの昼寝タイムだ!これは経験した者でないと分からないだろう。

しかし昼寝タイムもどこかのバカモノによって壊された。
この広いテン場(2~30張り)に2張りしかテント無いのに、よりによって俺のすぐ隣に張りやがったのだ。
テントを張る時は下地を平らに均すのですね。
小石とか背中に当たると痛いし、テントの生地が破けたりするからね。
『幸せ昼寝タイム』の時にバカモノが板切れで『ザーー』と均し『カンカンカン』とペグを打ってくれるのだからたまらない。
俺は『強制移動作戦』を考えた。
よし俺がイビキのウルサイ人間だと思わせよう!
『ガーーー ンガーーー ンガーーー』とテントの中で目を開けながら大イビキのふりをした。
しかし、時すでに遅し!
バカモノテントは完成してしまって『強制移動作戦』は終了した。

なんだかんだで静かになったので今度は読書をした。
テントの中で椎名誠の本を読んだ。これが漫画のように面白い。
バカモノに聞こえるように『ウヒヒヒヒヒヒ~』と声を出して笑った。
マジでどっかに行って欲しかったね。

時間は18:30 景色はあまり楽しめていないし、テントの近所に人が居るしでイジけて寝ようとしていた。
ところがテントの外が急に明るくなった。急いで靴下を履き、ダウンジャケットを羽織ってテントから素早く出る。
外はガスが切れており、眼前に絶景が待っていた。

前穂~奥穂の吊尾根が綺麗に正面に見えた。
右に移動すると涸沢,北穂,大キレット,南岳,ずーっと右に行くと槍だ!
槍と小槍がクッキリとデカイ!
こんなにデカイ槍を見れるのは大天井岳だろう!


サンダル姿であったが、速攻で山頂へ向かった。
山頂へ行くとこれまた感動!
鷲羽,水晶,野口五郎,右に行くと立山&剱だ!更に右に行くと鹿島槍と白馬が見えた!
テンションがバリバリに上がった!
登り中で挨拶した【関西おばちゃん4人組】【鹿児島青年&神奈川女の子の謎カップル】とハシャギまくったのだ!

素晴らしいクライマックスであった。
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表銀座Ⅰ

2007年07月24日 | 
登山口は中房温泉。街中から30分以上かけて山道を走ってきたので、ものすっごい秘境な感じだ。
山の取り付きは北ア3大急登のひとつ合戦尾根。どんな急登なのか?と不安がよぎる。
6:00 カミサンに作ってもらったオニギリをほおばりパワー充填完了だ。
テントを担いでいるが、1人用なので重くは感じない。ダブルストックなのでガンガン登る事が出来た。
第一ベンチでは水場で美味い水を楽しんだ。
第二ベンチを過ぎると、急におなかが痛くなった。しかし、気持ちが張っている。
ガンガン歩きながらも、お尻の辺りに力を入れて便を我慢した。
しかしどうしてどうして、我慢していると物凄く早く歩けるのですね。
この『スーパー早歩き』の調子だと、午前中には大天井に着くのではないだろうか(笑)
スーパー早歩きをしながらも、おしりの都合はヤバくなってくる。
今にも破裂or爆発しそうだ。パンツは持っていない。
ここで爆発したらテント生活が想像以上に厳しくなる。
テント生活の前に人としての道徳観から、自分自身へ暗く寂しい後悔の念が強くなるだろう。
エイヤ!っと笹薮に入り込みノグソをたれた。

ノグソ男となった俺はテンションダウン。
急坂を登るパワーも消えてしまい、ペースダウンを余儀なくされた。
合戦小屋はまぁまぁ予定より早く着いたが、燕山荘に着く頃(10:00)にはヘトヘトになっていた。
地図の時間と同じペース。遅くなったものだ。甲斐駒黒戸尾根から10キロも増加していれば無理も無い。
完全にバテたので、オニギリ二個を飲み込んだ。
気付くと眼前に裏銀座の山々が広がっていた。
鷲羽岳、水晶、烏帽子、硫黄尾根、素晴らしい景色が心を和ませてくれた。ただ槍方面はガスがかかっていた。

向うは15:30に西岳ヒュッテ。本当に着くだろうか?
とにもかくにも進むしかない。テクテクと歩き始めた。
大天井への道程は最高の景色を楽しみながら歩ける。しかもアップダウンは少ない。
途中いくつかのパーティーと会話を楽しみながら歩いた。

単独で歩く利点として、色々なハイカーと会話しやすいと思う。
これは相手方も単独だと結構長話になったりする。
相手が大人数のパーティーより、1人の方が余裕を持って話しやすいよね。
今回の山では鹿児島,神奈川,香川,大阪,の人々と仲良くなった。

話しを元に戻す。
大天井がガスから切れて見えた時、ガックリ来た。物凄くデカくて高い。


標高2900m以上あるのだ。という事は笠ヶ岳や赤岳より高いのだ。見た目のインパクトもある。
100名山に選ばれてもちっともおかしくない。
大くだりのコルを超えた時には西岳はあきらめて、大天荘に向う事にした。
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無事帰還!

2007年07月22日 | 
いやはや表銀座の稜線を楽しむ事が出来た。
色々あったけど、山ってやっぱりイイナァ。

↓下山時のヘロヘロ写真(中房温泉にて)


テントマットがグシャグシャだ(苦笑)

体重の推移
 登山口 77.0キロ
 下山後 73.0キロ
 ビール後 75.0キロ

詳細はまた今度UP予定!
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2007年07月16日 | おうち

いきなり写真だ。↑去年の11月頃の庭。
垣根の木がイモムシに食われまくって葉が全く無いね。


↑2007/7/16(月)の写真。
冬の間、すっかり枯れてしまった。。。。
と思っていた芝が5月頃からズンズンと芽を伸ばしまくってきやがった!
芝刈り機が欲しいが、まぁ両手バサミで刈っている。
ジョキジョキと切ると30~60分位かかる。アホみたいだ。

今日は芝の上に単独用のテントを張って、色々とメンテナンスをした。

左上は、ひまわりが台風でやられたのがよく分かる。
花壇の真ん中には大葉だ。これは自分が1番最初に食べたかったが、
先にバッタに食べられまくっている。
穴あき大葉もナカナカウマイね。

ps:株式投資も種まき方式でこの様に収穫したいね。ウフ♪
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今年の山

2007年07月10日 | 
なんだか、山に登る回数が減ったせいか
『今年はどこを登ろうかなぁ』と思う自分が可笑しい。
正しくは『今週はドコに登ろうかナァ』だ。
でもまぁ、そんな贅沢は言えませんね。

今年は単独になる。
俺はカミサンと100名山を全踏破する事が夢であるのだ。
だもんだから、カミサンが山に行けない時に自分だけ初めての山に登るのは
気分が乗らない。だもんだから考えたのだ。

①今まで行った事のあるアルプスの山
②しかし通った事の無い道を通りたい
③過去登った時に天気が悪くて景色を楽しめなかった山

上記を考慮し・・・て( `・ω・´)シャキーン!
【表銀座から槍ヶ岳!】これに決めた。
蝶ヶ岳,奥穂,西鎌,笠ヶ岳,北穂,各々別の時期、別の場所から
尖がった鋭鋒を見て感動したが、表銀座の景色は見たことが無い!
これは行かなくてはイカン!気合が入る!

気合が入るのは、もう一個あって、
職場の同僚が甲斐駒黒戸尾根に行ったのだ。
これは4年前に日帰りピストンして死にそうな経験をした超急登殺人コースだ。
黒戸尾根から降りて来た同僚の彼は言った。

『あそこを日帰りピストンは無理ですよ~』

チョット燃えたね。あたくし嘘は言っていない。
ただ、今から思うにあの頃は無茶苦茶、足が速かった。
ホントならば今週にでもピストンして帰ってきて証明したいのだが、
きっと無理だろう。
悔しいので当時の写真を貼るのだ。
5:00登山口 


11:00に山頂(今の体重より10キロ軽い)

この後、15:00に駐車場に着いた時の達成感はスンバらしく大きかった。

まぁ表銀座はゆっくり登ろーっと!
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寝不足

2007年07月03日 | Weblog
かみさんの体調が良くなってきた。
ツワリがひどくて辛そうでたいへん不憫であった。

これからは出かける事を控えようと思う。
と言うような事を友人(先輩父親)に相談したところある物を渡された。

24_トゥウェンティフォーのDVDだ。
シーズン1~3まである。

友人曰く『出かけないで自宅でゆっくりしながら見ると良いよ』との事。

これがまた、たいへんハマってしまうのだね。
毎日深夜まで見てしまうのだ。
深夜にドキドキするのは妊婦に良いのだろうか?
ちゃんと制御して見ないとイケないね。

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