わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

素敵な夏

2013年08月09日 | 泰阜村のソコヂカラ
近所のおばあまが、「福島のこどもに」とキュウリを持ってきました。

写真を撮ろうとすると「やだやだ、しわばっかりだに」と激しく拒絶。

でも、そう拒絶しつつも、ちゃっかりピースサインをするおばあま(笑)




このおちゃめなおばあまは、「きわちゃ」。

この村では、親しみをもって人の名前の後に「ちゃん」をつけます。

でも、「ん」が省略されて、「〇〇ちゃ」になるのです。

この人は、「きわ」さん。

だから、「きわちゃ」です。

きわちゃ、ありがとう!



長男(右)を駅に迎えに行ったら、ついでに長男の幼なじみを車に乗せてあげました。そして炎天下一人で歩いてるおばあまも。

おばあまの家に送っていってあげたら、「お駄賃だに」とパンを一袋くれました。

そして「キャンプに来てる福島のこどもたちに」と野菜も。





このおばあまは中島多鶴さん。14歳のときに満蒙開拓団で中国東北部に渡り、命からがら帰国してきた壮絶な人生を持ちます。

泰阜村は当時人口の3分の1を満州に送り出した辛い歴史を持っています。多鶴さんは人生をかけて帰国者支援に取り組み、数年前ようやく全員を帰国させました。

国策や戦争の犠牲になった弱者のために人生をかけた多鶴さんが、いま、これまた国策のしわ寄せを受けた福島のこどものために想いを届けます。

時を越え、国を超え、立場を超えて、「支え合い」の縁が紡がれていく。

素敵な夏です。

長崎の日に。


代表 辻だいち


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