わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

あれから1年

2012年05月19日 | 震災支援:山村留学へ長期受け入れ
今日は早朝から田植えです。

1年間の山村留学:暮らしの学校「だいだらぼっち」のこどもたちと共に、まさに一家総出の大仕事。

こどもたちが責任を持つ一反歩(10a)の棚田は、すべて手植えにチャレンジ。

こどもたちの段取りと元気がよかったのでしょうか、それとも全国から駆けつけた保護者の皆さんやスタッフのサポートがよかったのでしょうか、午前中ですべて終わらせることができました。


▼一家総出の大仕事




私は、こどもたちにレクチャーをした後、作業を抜け出して、スタッフが責任を持つ一反歩(10a)の田んぼを、隣のおじいま(おじい様の意味)から借りた小さな田植え機で植えました。

見てるよりやるのは難しい。

後半に応援に来てくれたこどもや保護者やスタッフに田植え機をやってもらうと「難しい~」と皆言っていました。


▼やってみると案外難しい田植え機



スタッフ田んぼも午前中にすべて植え切り、そばを流れる清流のほとりでみんなでお弁当を食べる時間は至福の時間でした。


▼働いた後の昼食はことのほかおいしい




暮らしの学校「だいだらぼっち」には、福島からの被災児童が参加しています。

今年2年目の彼女は、今日も元気に田植えをしました。

苗を植えながら彼女に声をかけました。

「去年の田植えのこと、覚えてるか?」

「うん」


昨年の田植えの時。

彼女は泰阜村にやってきました。

暮らしの学校「だいだらぼっち」の見学です。

お母さんに連れられた彼女は、青白い顔をして緊張していました。

1日一緒に田植えをして、彼女は「楽しい」と言った。

そして1か月後、彼女は本当に泰阜村にやってきました。


共に暮らす仲間に支えられた1年。

泰阜村の風土と人々に支えられた1年。

彼女は知らないであろう見えない全国の人びとに支えられた1年。

その1年を土台にして、今日、彼女は、今年から参加した仲間に、田植えのことを教えます。

彼女が仲間を支えます。

とても素敵な1日でした。



▼こどもたちがいろいろな役割を果たす。まさに支え合いの田植えです



田植え機との格闘で、身体中が痛いのですが(笑)、心地よい疲労感に包まれています。


代表 辻だいち