そよかぜ日記

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モン ロワイヤル公園とそれに隣接する墓地

2014年09月12日 | 旅行

 モン・ロワイヤル公園( Parc du Mont Royal )は、モントリオール( Montreal )のほぼ中央に位置し、標高 232mの小高い丘を中心とした公園です。 mont は英語では mount つまり「山」で、「モン・ロワイヤル」は「王の山」という意味です。 じつは、綴りを比較してもわかるように、モントリオールの名前は、この小高い丘モン・ロワイヤルに由来しています。  丘の半分は広大な墓地( Notre-Dame-des-Neiges )になっていますが、山に墓地を作るのはイギリスの慣習です。 そして丘の残りの部分が、ニューヨークのセントラルパークと同じデザイナーにより、公園に整備されています。

 公園といっても、日本の公園のような子供用の遊具があるわけではなく、芝生の広場や、林を巡る散策路が整備されていて、中腹には上の写真のような展望台が設けられています。 また山頂には高さ30mの十字架が作られています(下の写真)。

 公園内の林は、本来の自然植生に戻そうとする取り組みが行われていて、許可なく散策路を離れて林内を踏み荒すと、処罰されるとのことです。 私にとって、この公園はモントリオール付近の自然植生を知るいい機会となりました。

          

 モン・ロワイヤル公園に隣接するノートルダム・デ・ネージュ墓地(Notre-Dame-des-Neiges)は、日本的に言えば広大な公園墓地と言っていいでしょう。

墓地入口のゲート

 

 墓石が並んでいますが、まだ墓石が並んでいない場所も広く、そのような場所は芝刈りが行われていますし、いろんな野草も入り込んでいます。 また、日本のように墓参時に切り花を供えるのではなく、墓の前に美しい花を咲かせる植物が植えられています(下の写真)ので、その花を訪れる虫たちもたくさんいます。

 あちこちに大きな木も植えられています。 もちろん観光地ではありませんし、墓参の人にしか会いませんでしたが、私にとっては、なかなかおもしろい場所でした。

 



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2 コメント

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モントリオール (勝山美鈴)
2015-02-15 13:54:32
モントリオールの街の一部でしょうが、広大なスケールに飲み込まれました。道路の両側は橿原神宮よりも高い木々ですね~その幅で一方通行ですか、、、芝のきれいな広々とした墓地公園、紅葉の?大きな木々の中に立っている自分を想像しました。
こんなスケールの中で暮らしてられる娘さんは、性格もおおらかでしょうね。。これからもブログを覗かせてもらいますねU+1F60AU+1F600
おおらかに暮らせるといいのですが・・・ (そよかぜ)
2015-02-15 21:20:09
コメントありがとうございます。
たしかに広々としていますが、住んでみないとわからないこともたくさんあるようです。
木を大切にするのは、開拓時に火を入れて木を全部無くしてしまった反省からでしょうし、
道路がゆったりしているように見えるのも、簡単に免許が取れるので、いろんな人が運転するというのが背景にありますし、
日本のように子供たちだけで勝手に遊ぶということは考えられず、必ず親がついていなければならない( 安心しきれない )など、やはりいろいろ問題もありそうです。
それに、冬の寒さは相当なものです。寒すぎて雪はサラサラで、雪だるまは作れません。
見知らぬ人に対するおもてなしの心も、ずっと日本の方があるように感じましたよ。

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