イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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AmosかIfoか

2015-05-02 18:31:00 | イーグルス
 Chip Kellyのインタビューから

 Eric RoweはFSなのかCBなのか?この質問にカレッジで33試合FS、3試合SS、9試合CBでプレイした。DBとしての万能性を評価する。そして、プライベートワークアウトでCBとFSどちらの技術をテストしたのか?の質問にはセカンダリーに必要な物は似たような物(バックペダルやターン等)である。そう答えています。
 そして、FSとして取ったのか?この質問にはこれから見ていく、FSでもCBでもプレイ出来る能力を持っていると考えている。こう言う答え方でした。

 今回のインタビューではCBともFSとも明言はしていません。私はCBとしての獲得だと考えているのですけれどFSとしての獲得だとするとCB陣は来年凄い事になります。
 まず、Byron Maxwellがスターターの片側に固定(これが誤算と言うのは考えたくも無い)そして逆側の暫定スターター候補1番手のWalter Thurmond、ニッケルBrandon Boykin、ダイムNolan Carrollと今年で契約切れのUFAになります。去年の4巡Jaylen Watkinsだけが残る陣営、ちょっと考えにくいです。ILBのデプスなんかどうでも良いからCB取れ!って言いたい。
 RoweがCBだとするなら、誰か一人でもニッケル候補を残せば良くなる。これは自由度の高い選択でしょう。やはりスターター+ニッケルを残すのとニッケルだけで良いのは全然違います。

 逆にRoweをCBにした場合のSS候補ですが、Earl Wolff、去年の5巡Ed Reynolds、そしてWatkinsもSへ比重を置くでしょう。今年の4巡以降で今から取る選手と去年の4.5巡やWolffを比べて今から取れる選手じゃ意味が無い。そう考えている可能性は有るでしょう。


 今から取れるCBとSを考えてみます。
 まずSですが、面接など何回も接触しているAdrian Amosが本命で他にAnthony Harris辺りが4巡で消えるでしょう。
 CBで5-11以上から選ぶとJosh Shaw(CB/S)Damian SwannそしてOregon産Ifo Ekpre-Olomuが残っています。Ifoにサイズは有りませんが、ACLが完治すれば1巡から2巡クラス、RoweがFSで有るならば今シーズンはACLの治療で使えなくてもCBの入れ替えが有る来年から使えれば良い。そう言う計算をしている可能性は低くないと推測します。

 さて、RoweがFS候補で有るならばIfoを4巡で取る確立は高いと考えますし、CBだったとしてもニッケル候補としてキープするかもしれません。そしてRoweがCB候補で有るなら今チームに居る若手軍団と残っているドラフト候補生、コーチ陣の評価がどうなのか?5巡指名をトレードアップで使ってしまいましたし、4巡指名をどう使うのかは今年のドラフトの評価全体に大きく影響します。
 私はAmosかIfo取ってくれれば満足します。Ifoのが面白いかなあ・・・

3巡84位 LB Jordan Hicks

2015-05-02 16:16:00 | ドラフト
 WRとDBを手に入れて3巡でSに行くのかOL,OLBに行くのか程度に考えていたのですが、3巡84位で指名したのはOLB/ILBのJordan Hicksでした。
 OLBとしては去年全試合に出場してサック無しですから明らかにパスラッシャーではありません。そしてChip Kellyの記者会見でILBのデプス補強と言う説明がありましたからHicksはILBとしての指名です。

 Colorado生まれで高校時代に高校生のButkus杯(最優秀LB)を受賞他オールアメリカンファーストチームにも選ばれています。
 Texas大進学後レッドシャツ無しで1年生は12試合全てに出場、2年生からスターターに昇格して13試合に出場し8試合先発、この年から3回アカデミックチームに選ばれています。3年生で最初の3試合に先発後、腰の怪我で残り10試合を欠場。この年はメディカルレッドシャツと言う事で年数に数えない事になりました。
 2度目の3年生は4試合に先発したところでアキレス腱断絶により残り試合全て欠場しています。そして、4年生の去年は全ての試合に先発し復活しBig12のセカンドチームに選ばれました。

2010 23タックル 1サック 4PD
2011 65タックル 1サック 1PD
2012 13タックル 1PD
2013 23タックル 
2014 147タックル 3.5サック 2INT 2PD

 身長6-1 3/8 体重236ポンド 腕の長さ32インチ
 スカウティングコンバイン 40ヤード4.68、ショートシャトル4.15、スリーコーン6.78、垂直飛び38インチ、幅跳び10フィート4インチ、ベンチプレス20回
 プロデイはポジションドリルのみの参加です。

 長所
試合の準備を怠らない勤勉さ
サイズと運動神経の調和
堅実なタックル
オープンフィールドでボールを追う角度のセンス

 短所
2度のシーズンエンド、腰、アキレス腱
腰が硬くパスへの反応が悪い

 4-3のWLBがこれまでの主任務で3-4だとOLBよりもILBが適任でしょう(サックが少なすぎます)怪我が無いシーズンは高校時代からタックルマシーンになるようですしILBとしてランストップが主任務になるのでしょう。
 シニアボウルで評価を上げ、スカウティングコンバインの記録も素晴らしいです。ちょっとサイズが足りない点と怪我が多いのは気になりますがDeMecoも6-1 230ポンドだったのですからあまり気にしなくても良いのでしょう。
 ILBは今の段階でもMychal Kendricksが3番手で余る感じですし、今ILBが必要か?と言う気がします。どちらかと言うとOLBのデプスの方が問題なのですが、Kiko AlonsoはOLBでも使う用意をするようですし、Kendricksが来年UFAになり、再来年はDeMecoもKikoも契約切れですから1年育ててからと言う事かもしれません。
 あとは、平面得意なLBとして素晴らしいST要員と言う評価です。STへの投資と言う点でChipはやり過ぎるくらいですから、そこも評価されたのでしょう。

 個人的にはILBよりもOLBを先にとるべきだと考えています。希少性と言う意味で3-4のILBは結構どこからでも手に入りますがパスラッシャーのOLBは高価ですから。3巡でILBを取る事にはやや疑問を感じますけれど、これでDeMeco,Kendricksの次の世代を補填出来るのであれば問題ない投資かもしれません。

2巡47位 DB Eric Rowe

2015-05-02 10:46:00 | イーグルス
 2巡52位を持っていましたが、DBが売れていくのを見てMIAの47位までトレードアップしてUtahのEric Roweを指名しました。
 トレードの代償は5巡を2個出して6巡1個貰った形。その間BUFがCB指名していたので、先の面接リスト最後のRoweを確保できたと考えればアップは正解だと思います。

 RoweはCleveland生まれで高校時代はDBとしてプレイ、他に陸上とバスケットボールもプレイしたようです。4年間で207タックル 4FF 9INT キックオフリターンを2回記録しています。
 Utah大進学後、3年間はFS中心にプレイしています。レッドシャツ無しで1年生からスターターでした。4年生の去年CBに専念するコンバートをしています。

2011 69タックル 1サック 1INT 9PD
2012 64タックル 1INT 5PD
2013 69タックル 0.5サック 7PD
2014 59タックル 1INT 13PD

 身長6-0 3/4 体重205ポンド 腕の長さ31インチ1/2
 スカウティングコンバイン 40ヤード4.45、ショートシャトル3.97、スリーコーン6.7、垂直飛び39インチ、幅跳び10フィート5インチ、ベンチプレス19回
 プロデイはポジションドリルだけに参加しています。

 長所
がっしりしたフレーム
プレスカバーでレシーバーをホールドできる
ボールハンドリングが良いI(4年で3INTなのに?)

 短所
トップスピードに欠ける
加速でWRに置いていかれる

 欠点がどこのサイトを見ても40ヤード4.45ほど速くない、ストライドが大きいタイプで(陸上やってた影響かもしれません)ワークアウトとフィールドで別の動きをする。
 UtahのCBは伝統的に大型選手で、その割に40ヤード4.4とかで走るのですが実戦で見るともっさり動くイメージが有ります。情報を探している感じRoweもそう言うタイプのCBかもしれません。
 ただ、スカウティングコンバインの動画を見る感じでは6-1有ると考えれば十分に機敏に動いているように見えました。今後試合での動きを見直したいと思います。

 CB/FSですが、CBとしての指名だと思われます。開幕からスターターになるかは分かりませんけれど、堅実な2番手CBにはなってくれると思います。まずはDBの穴が一つ埋まった、良い指名だと評価します。

誰かが嘘をついている

2015-05-02 07:46:00 | イーグルス
 Chip Kellyはドラフト初日終了後の記者会見でSam BradfordやMychal Kendricksのような選手を含めたトレードのオファーは出していない。と、公言しているのですが、BradfordやLane Johnson,Fletcher CoxなどをTB,TENに提示した。と言う噂が流れています。
 どちらが正しいのか?Chipが嘘をつくとすればトレードは不成立でトレードの駒にされた選手に対するごまかしでしょう。噂の出所が嘘だとすれば、Marcus Mariotaに対するChipの熱意を考えたらこれくらいやってるはず。と言う思い込みなのでしょう。
 私は今回のトレードは最初から難しいと考えていましたし、KenやCoxも出すと言う直前情報はかなり怪しい(ライターの思い込みや食いつきの良いネタを大げさに書いて目立ってやろうと言う功名心を)感じていました。
 それに、Bradfordの13ミリオンを抱え込むよりも、ルーキー契約のNick Foles+来年の2巡を持っていたほうがMariota取るなら絶対有利でしょうから。
 トレードのオファーを出した事はChipも認めています。1巡x3+αのような回答に対して交渉はしたけれど合意しなかった。この程度だと思います。ChipがFolesではなくBradfordを使いたかったのだとするならば、STLファン歓喜、Eaglesファンは微妙なQBの入れ替えですがChipの方針と言う事で納得するしかないです。


 Nelson Agholorですが、事前に用意した指名候補リストの中で最上位だったそうです。去年は目の前で最後の一人が取られてしまって緊急トレードダウンになったようですけれど、今年は欲しい選手を取れたと言う事でChipは満足しているようです。
 高校からのリクルート時に欲しかった選手と言う事です。Pac12での対戦はフレッシュマンの1年だけですからChipはフィールド上のAgholorは少ししか見ていないでしょう。それでも欲しかったのですから、Oregon産+Oregonに来なかった奴らを集めるのは続きそうです・・・



 2日目の2巡3巡ですが、2巡は何があろうとDBを取るべきです。第2CBとSSの穴は2つドラフト指名権を使う必要が有ります。それが2+3なのか2+4なのか、安全を期すならば2,3巡DB連続指名でしょうか。誰が残り誰を取るのかChipの手腕に期待です。