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Coleに適正はあるのか

2013-06-19 07:25:00 | イーグルス
 3-4OLBはこれまでのパスラッシュDEがコンバートされてきます。Billy Davisの傾向を考えてもパスラッシュ要員2名を置くでしょう。チームで最もタレントの集まっているポジションでもあり、コンバート出来るのかが不安なポジションでもあります。

ロスター枠4スターターTrent Cole  Conner Barwin
バックアップ Brandon Garham 
当落線上 Phillip Hunt  Emmanuel Acho
カット濃厚 Chiris McCoy  Everette Brown

 Trent Cole 2005年ドラフト5巡指名、9年目。契約残り5年
16試合出場16試合先発 24ソロ16アシスト 3サック
 7年間で68サックを記録してきたチームの顔も去年は3サック、スピードが落ちてきたのも事実ですが、それ以上にワイドナインの大外を回るだけの単調な動きを強要された事が問題だったのでしょう。
 OLBが出来るのか、ドラフト時の評価として235ポンドでDEやるには細いが3-4OLBではバックペダルなどパスカバーに問題が有る。つまり、235ポンドの時ですら前にしか動けないと評価されていた訳です。実際ゾーンカバーで下がるのは反対側のJaqua Parker(元LB)でColeはあまり下がっている場面の記憶が有りません。
 まあ、Coleを入れて後ろ向かせるのは人材の無駄遣いなので素直にパスラッシュを大外へのランディフェンス要員として起用するでしょう、大きな心配は要らないのかもしれません。
 来年まで6ミリオン前後、その後3年は10ミリオンを超す契約です。余程頑張らなければカットか契約見直しとなるでしょう。

 Conner Barwin 2009年ドラフト2巡指名、5年目。契約残り6年。
16試合出場16試合先発 35ソロ9タックル 3サック
 6年36ミリオンの大型契約でやってきました。2011年11.5サックと才能を開花させましたが、去年はパスカバーに回される事が増えるなど3サックに終わっています。3サックの選手に大型契約を与えたのが正しいのか間違っているのかフロントの判断能力が問われる事になるでしょう。
 6-3 1/2で268ポンド、コンバインでは4.71だった40ヤードですがプロデイでは4.47で走っています。スリーコーン6.87、垂直飛び40インチと当時256ポンドだった事を考えても凄い運動能力の持ち主です。
 11.5サックを記録した2011年に戻れるのか?これがBarwinに対する最大で唯一の問題点です。HOU3-4で実績が有りますからシステム的に問題は有りません、3サックに激減した理由がWLBからSLBに変わった事だけなのか、怪我などがあったのかは分かりませんが契約は10サックを期待するだけの金額を支払う事になります。

 Brandon Graham 2010年ドラフト1巡指名、4年目。契約残り2年(2015年の契約はオプションになっています、チームと選手どちらに権利があるのかは分かりません)
16試合出場6試合先発 30ソロ 5.5サック
 1年目にACL断絶の怪我を負い2年目は事実上全休、期待外れの烙印を押される寸前でしたがJason Babin退団でチャンスを貰うとスターター6試合で4サックと実力を見せました。
 OLBが出来るのか?これは高校時代全米No1MLBと言う評価を貰っていた(当時250ポンドでリクルートポジション1位)事から考えれば出来るでしょう。プロ入り後の動きを見てTEのカバー出来るとは思いませんけれど、ショートエリアならゾーンをしているフリ位やると期待します。
 3-3-5ニッケルの時に入ってきてパスラッシュとカバーをやらせると面白いのかもしれません。

 Phillip Hunt 2009年ルーキーFA、3年目。契約最終年度(RFA)
13試合出場 8ソロ 1サック
 CLEのルーキーFAでしたがカットされカナダCFLへ、そこで活躍してNFLに帰ってきました。6-0 1/2 248ポンドで40ヤード4.75、スリーコーン6.91、垂直飛び41インチ。この垂直飛びは凄い数字です。
 パスラッシュでサックまで行かないもののQBにプレッシャーは掛けられる。程度のローテーションメンバーなのですが、カレッジではOLBが本職でしたし3-4OLBの方が適任かもしれません。ただ、NFLレベルでLBをやるスピードが有るかどうかは微妙です。
 
 Emmanuel Acho 2012年ドラフト6巡指名、2年目。契約残り3年
 CLEに指名されましたが足の怪我でIR入りして今年トレードで入団しました。6-1 1/2 238ポンドで40ヤード4.64、LBのポジションは全部出来るそうです。ILB向きとの評価も有るのですけれど、現在はOLBで練習をしていると言う情報があります。
 STとして優秀と入団時に地元紙に有りましたから、LBのバックアップ兼ST要員なのでしょう。

 Chiris McCoy 2010年ドラフト7巡指名、1年目。契約残り3年(RFA)
 MIAに指名された後、カットと契約を繰り返しHOU,PIT,CFLを経由して今年契約しました。3-4チームを渡り歩いていますし適性は有るのでしょう。
 6-3 261ポンド40ヤード4.70を記録、この選手もST要員と見られています。

 Everette Brown 2009年ドラフト2巡指名、4年目。契約残り2年
 CARの元2巡指名ですが2年間で先発3試合に終わりカット、SDでも3試合出場に終わり、去年はDETと契約後カットされ所属なしで過ごしています。
 ACCのMVPを獲得したりカレッジでは素晴らしい成績を残しています。
 ミニキャンプのレポートに名前が出てきていませんし、サードチームなのでしょう。


 ColeがWLB、BarwinがSLBでGrahamがSLBのセカンドチーム、WLBにはAchoが入っていたとミニキャンプの記事にありました。上位3人はどこに配置されるかは別としてロスター入りは安泰です。外れる可能性としてはColeをトレードで放出する可能性となります、今年のキャップヒットよりもゴーストの方が大きいためにキャップスペースを2ミリオンほど潰してしまうのですが、まだ20ミリオン程度キャップを残していますから放出可能です(来年以降に残したキャップを繰り越せるので無理に使う必要は無いのですけれど)3-4適性が低そうなColeを出してBarwinとGrahamのスターター、結果を出しそうなのはColeをバックアップに下げる事が上手く行くかもしれません。ただ、4-3兼用となるとColeは外せませんから余程良いオファーがなければキープするでしょう。
 4番手はSTでも使えるAchoとパスラッシュ力の有るHuntの争いだと思います。ここはILBの当落線上Casey MatthewsやJason Phillipsと8.9番目のLBを争うのでしょう。STやILB,OLB両方出来る汎用性でAcho、Matthews有利かもしれません。

 3-4ならDL6人LB8-9人(ST要員込み)だと思うのですが、4-3兼用の場合にどういう数を残すのかが分かりません。同時に、Chip Kellyのハイテンポオフェンスの犠牲者になるディフェンスのスタミナを考えてディフェンスを多めに残すのか、Chipのミスマッチを作るオフェンスの為にレシーバー陣を多く残すのかなど全体としての割り振りも今年はやってみなければ分からないです。