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Vickはポジション表記どこになるのでしょう

2009-09-04 21:23:00 | イーグルス
 プレシーズンゲームの4試合目@NYJ戦は27-38で負けました。前半は24-17でリードしていましたが内容は一方的な負けで、収穫の少ない試合でした。

 攻守共に1シリーズだけセカンドチーム対ファーストチームのマッチアップになりました。その中でインターフェアを2つ貰いTDを奪いました、しかしJeremy MaclinとLito SheppardのマッチアップではLitoが上手にコースを潰したのを取られたように見えました。次のBrandon GibsonはDarrelle Revisを振り切っていましたがKevin Kolbのボールはオーバースローで取れなかったでしょう。そう言う意味では審判に助けられてのTDと言えなくも有りませんがファーストチーム相手にランでこじ開けたのは評価しましょう。
 返しのディフェンスは全く良い所無くルーキーMark Sanchezにパスを投げられあっさりと取り返されます。SはSean JonesとQuintin Dempsが並んでいたのですが全くカバー出来ずに通されました。

 あとはロスター当落線上のセカンドチームの事なので目立った選手のことだけ書きます。
 Kevin Kolbは16回投げて8回成功、110ヤードで1TDと記録だけ見れば及第点ですが、サックの貰い方がまずいです。プレッシャーを気にしてレシーバーを見れない場面が目立ちます、ラインがもう少し時間を与えてあげればとも思いますがプレッシャーの中でのプレイがKolbの課題なのですが成長が見られません。
 Micheal Vickですが、ついにスピードでラッシュを振り切ってスクランブルに成功しました。しかし、横に逃げながらのピッチかオプション崩れのランばかりでパサーとしてまともに投げたパスは数少なくとても使い物になる状態ではありません。そして見えてないが故のサックが多すぎます、ラッシュに対する危険察知が遅く逃げようとしても振り切れないサックを連発しました、下がり続けて20ヤード近いロスをしたサックのようなプレイを見せられてはQBとして使いたくないです。私は、これだけ酷いプレイをしたのだからチャンスは与えたがまだ復帰出来る状況ではなかった、とVickをカットする理由は出来たと思います。しかし、地元誌の評価は良くなってきたと言う論調でVickに期待すると言う意見ばかりです。面白い選手だけれども今の状態はプロでやれるとは思えないのですけれどねえ。
 Andy ReidはKolbが2番手と答えました、Vickに関してはこれからGM Tom Heckertと相談する事になっていると答えています。これがA.J Feeleyのトレードの事なのか、Vickをカットする可能性が有ると言う事なのかは分かりません。まあ、この試合を見てVickをDonovan McNabbのバックアップとして普通のQBで使う気にはならないでしょう。

 RBの3番手争いはEldra BuckleyもLorenzo Bookerどちらを残すのか難しいです。スピードはBuckleyが有りますが、抜ける技術ではBookerが上でしょう。
 ルーキーWRコンビがスターターを務めました、Maclinは縦で2回スピード勝負に出ましたが振り切れずに終わりました。Maclinは40ヤード4,4のスピードが有るのですが、加速が良い訳でもなく、トップスピードが凄い訳でもなく、トップスピードを長く維持出来る訳でもないように見えます。ミドルの薄いゾーンでカットを切らせたJAC戦の使い方が向いていて縦に一発を狙う選手ではないのかもしれません。
 Gibsonは本当にルーキーとは思えないミスの少ない選手で状況判断が素晴らしいです、プレイが崩れた時にQBの目に入る所に動き続ける事が出来ますしカットしてはいけません。同じタイプのJason Avantが居るので試合では使われないかもしれませんが、試合で使えると言う意味ではMaclinより上でしょう。
 Danny AmendolaもVickとのコンビでオプションを見せたりピッチを受ける役割を担いました、レシーブでも2回40ヤードと頑張っています。しかし、今のWR陣で残る事は出来ないでしょう。

 TEの2番手争いはTony Curtisで確定でしょう、ブロックでは目立たなかったのですがパスレシーブでは堅実な所を見せました。まだ足首が完治しては無いでしょうしブロック型と言われていますから良くなると期待します。
 また、NEが今4人抱えているTEでカットされる選手を狙っていると言う噂も有ります。これとFeeleyのトレードを結びつける話も出ていますが、Tony(WRのKevin Curtisが居るのでTEの方はTonyと呼ぶ事にします。KevinはKolbが居ます)に目処が立った事でカットされたなら取るような形で良いでしょう。

 OLではKing Dunlapの反応の悪さが目立ちました、長い腕を活かせていません。腕を伸ばした状態で一発目のプッシュが出来ると良いのですが、懐に入られてしまうと何も出来ないですし技術面の改善が必要です。
 DLはJason Babinが相変わらず良いです、出足も素早いですし足の回転もセカンドチームの中では飛びぬけています。6人目のDEになりますがキープするべきでしょう。Dan Kleckoはパスラッシュはともかく、Alan Fanecaと対面になった場面では全くお話になりませんでした。パスラッシュならばDEからDarren HowardやVictor Abiamiriを回せますしKleckoを無理にキープする必要は無いと思います。まあDT3人と言うわけには行きませんし代わりが居ないのですけれど・・・。
 Joe Maysが悪く見えました。飛び込む判断が悪く、潰れ役になってSにタックルさせるのか自分がタックルするのかが分かっていない(Maysの責任でない可能性も有りますが)場面が目立ちます。これはMoise Fokouにも同じ事が言えます、ロングゲインを嫌と言うほど貰いましたが、FokouかMaysが密集で飲まれていて素通りされた場面ばかりです。バックアップのLB陣の薄さは今後も問題になるでしょう。
 CBではJack Ikeguwounuがまたスピードで振り切られて一発TDを貰いました、CBでプレイするにはスピードが不足していますしカットされる事になるでしょう。SもVictor Harrisが良かったとReidはコメントしていますが、一発TDを貰った場面では全く画面に入っていませんでしたしFSに必要な嗅覚の点で不安が残ります。

 トータルヤードで217対398ヤードと完敗を喫した試合ですし良い所よりも悪い所が目立つのは仕方が無いです。1巡とはいえルーキーQB相手にブリッツを入れられずに良い様に投げさせたりしたのも采配と言う面でJon Johnsonとの違いを感じます、手薄なLB陣をかばう采配を強いられているのかもしれません。Vickも大騒ぎするほどの動きでは無いですし、悪い所をVickが隠しているのは決して良い事ではないと思います。