ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

ちいチャン物語(59)『砂浜に描かれた渦巻き』

2019年09月27日 19時07分38秒 | 日記
砂浜で、子供達が遊んでいます。
砂浜に落ちている棒を拾い、大きな大きな渦巻きを描きました。
子供達はジャンケンで二つに分かれ、渦巻きの真ん中から出発する組と、渦巻きの
外側から出発する組とに分かれました。
「よーい、どん!」
で、真ん中からと外側から、一人づつ渦巻きの中を走ります。
そして、相手にぶつかったらジャンケンをします。
勝った方は、そのまま進み、負けた方は、二人目がスタートします。
そして、相手にぶつかったらジャンケンをします。
「キャー!」
「早く!早く!」
「ワアー!!」
歓声や声援がにぎやかです。
相手の陣地に人がいなくなり、相手の陣地に先にたどり着いた方が勝ちです。
負けると悔しくて、
「もう一回やろう!もう一回やろう!」
と、何度でも挑戦をします。
夕方、子供達がいなくなると、砂浜には子供達が描いた大きな渦巻きが残りました。
波は、少しずつその渦巻きを消して行きます。
翌日には砂浜は、また、新しいキャンパスに生まれ変わります。
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