竜王神社は長浜の東、渦江の北端海岸に鎮座。祭神 竜王神。
天保二年十一月二日、長浜の沖に白い瓶が浮いていた漁師が引き上げて、帰宅して開けてみると、 中から経文一部が出た外皮に『大竜王宮前奉納、法華経八軸、肥前大村稲田喜一郎正孝」と書いていた。
経文の終わりの奥書は漢文で長々と由来を書いていた。
長勝寺の住職は『この主は純信な人である。この喜一郎は経筒を流してまだ一年である存命であろう。この行為は、漁夫に信仰の心を生ませる為であったのだ』と長浜の漁師と共に、この海岸に小祠を建て、 経典を元の経筒のまま納めて竜王神を勧請し、 引き上げた日を祭日として祭った。
小祠は岬の突端で風波と風雨に絶えず現在は石造りの祠になっている。 土庄町誌による
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