浜ちゃんの小豆島写真日記 二代目

特に変わったことのない日常ですが

竜王神社

2011年08月02日 19時01分37秒 | Weblog

竜王神社は長浜の東、渦江の北端海岸に鎮座。祭神 竜王神。

天保二年十一月二日、長浜の沖に白い瓶が浮いていた漁師が引き上げて、帰宅して開けてみると、 中から経文一部が出た外皮に『大竜王宮前奉納、法華経八軸、肥前大村稲田喜一郎正孝」と書いていた。

経文の終わりの奥書は漢文で長々と由来を書いていた。

長勝寺の住職は『この主は純信な人である。この喜一郎は経筒を流してまだ一年である存命であろう。この行為は、漁夫に信仰の心を生ませる為であったのだ』と長浜の漁師と共に、この海岸に小祠を建て、 経典を元の経筒のまま納めて竜王神を勧請し、 引き上げた日を祭日として祭った。

小祠は岬の突端で風波と風雨に絶えず現在は石造りの祠になっている。   土庄町誌による


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2 コメント

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そうなんですか・・・ (ふうてんおばさん)
2011-08-03 11:18:03
今日も学ばせていただきました。
毎日こちらにお邪魔してほんとに徳と得をいただいております。
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ふうてんおばさんへ ()
2011-08-03 23:00:46
昔より讃岐の金毘羅さんには、瀬戸内海を航行する船が無事を祈願して、流し樽をする風習はあり、拾った漁師が金毘羅さんまで届けるそうですが、こんな天保の時代に、流し瓶をする奇特な方も居られたのですね。
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