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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

利用者交流会

2008-07-03 | 研究ノート
・最近肩こりがひどい。頭が痛くなるほどなので、温感湿布を貼ってみたら、多少は良くなったような気もする・・・。適度な運動が必要なのであろう、ということで、意味もなくぐるぐると肩を回す。アカエゾ論文も大幅修正し、いったん、Tくんに返却。とりあえず、手元を一瞬はなれた状態となっている。

・8月末締め切りの原稿依頼を”つい”引き受けてしまった。大丈夫か・・・。36文字×36行を2枚、もしくは4枚とのこと。”花粉流動と森林管理について”ということだが、ジーンフロー研究は森林管理に本当に役立つのか?というアンチテーゼで講演をしたこともあったのを思い出した。適任、なんだろうか・・・。

・ゼミ準備、再び。新しく取った(というか、Tさんにお願いして取ってもらった)トドマツ標高別のフェノロジーデータと球果数のデータを作図する。交雑試験の方も論文に投稿した内容に差し替えて、だいぶ新しい内容も含めることができた(ような気になっている)。

・7月末に秩父方面のキノコ生産者の方々を訪ねることになり、アポイントを取る。一瞬、Y社時代の営業を思い出す。な、なつかしい・・・。あちこち電話しては行ったもんだ。皆さん快く引き受けてくださり、これも埼玉県のHさんのご紹介のお陰である。有難い!

・午後から試験地を利用していただいたいる皆様による利用者交流会。当試験地を利用して行っていただいている研究についての紹介。11課題で各20分という設定だったが、皆さん、きちんと時間通りに終わっていただいて、実にスムーズに進行。分野も多岐に渡り、色んな話題があって実に興味深かった。聴衆の集中力を考えると、午後からの開催でちょうどよさそうである。

クロマツ挿し木

2008-07-02 | 研究ノート
・午前中、アカエゾ論文の修正など。19日にゼミがあるのを忘れていたので、そちらの準備も少々。聴衆のレベルが高いなどと聞くと、焦ってしまう。焦ったところで急にすごい話ができるわけではないので、今更焦っても仕方ないわけなんだが・・・。それにしても、タイトルがなかなか決まらない。したがって、要旨もやはり決まらない。

・午後、1時過ぎにIくんと電話連絡。ようやく地がき論文の修正方針が全て固まった。ということで、一気に修正作業。久しぶりにTexを使う。削るところ、改訂するところなど、かなりの大幅改訂である。しかし、レフリー2のコメントは非常に有効で、おかげで論文のポイントはかなり明確になった模様。レフリーへのコメントも同時に作成していったものの、さすがに6時半過ぎで力尽きた。

・こうした修正作業は一気に最後まで行かないとイメージが湧かない。しかし、その分、粗さは否めない。ここからちまちまと直していく中で、完成度を上げないといけないのだが、最近この部分が弱くなっているような気がする。今回は気合を入れていかねば・・・。



・4月早々にドタバタと行ったクロマツの挿し木の様子。葉が既に茶色になっているのは論外だが、葉が緑でも用土の保水性がよくて生きているという可能性もあるので要注意である。しかし、福岡での経験では、新しい葉が展開しているものは発根している”はず”である。母樹についても、来週には剪定し、萌芽枝を出させる処理をすることにしよう。

同時進行

2008-07-01 | 研究ノート
・重なるときには重なるもので・・・。なぜかアカエゾ論文と地がき論文の修正作業を同時並行的に進めることになった。どちらもしばらく冷却期間だったわけだが・・・。地がき論文については、レビューアーの指摘を一つ一つ検討。英文校閲出したはずなんだけど、案外、細かいミスが残っている。いくつか重要な指摘に対してどうするかをIくんとやりとりしつつ検討。

・プロットの設計からして修正しようがないところは何とか反論するとして、問題はレビューアー2からのモデルの枠組みに関する指摘である。いくつか検討したが、うまくいかないのでそのままで再投稿することも考えたが、そのままで認められるとは思えない。ということで、もう一度、再検討すると、プロット自体をランダム効果に加えることで(結局、レビューアー2の指摘に従うことと同じ)、うまく解析できることに気がついた。

・なんだかんだといって、”標高”という実体の見えない影に最初っから最後まで振り回されているというところか・・・。開き直ってしまえば、案外とロジックを立て直すのは難しくなさそうだ。サイトのマップも整備して作図。こちらは、確実に分かりやすくなったと実感できた。この2点は確実に改善できたといえそうで、後の細部を詰めていけばいいのではないかと思われる(甘い見込み?)。

・アカエゾ論文の方も、イントロのロジックを立て直しつつ、結構な大改訂となった。何が新しいのか、ということをはっきりさせることが大事、と皆さんにえらそーなことを言ってみたりするのだが、自分のことになると案外と見えなくなってしまうものである。冷静に、冷静に。これが一番難しいんだよねえ、当方にとっては・・・。