・昨晩、「開口健」の名著”オーパ”の高橋昇カメラマンが亡くなったというニュースを報道ステーションで見たので、本棚から”オーパ”を取り出して久しぶりに眺める。”アマゾンの釣り紀行”、と一言では片付けられないこの本の写真は、たしかに凄みのようなものが感じられる。文章も冴え渡っていて、本当にアマゾンに行きたくなってしまう本である。
・さて、見切ったと思っていた査読だが、ちゃんと読むと、やはり手をかけねば終わるはずもなく・・・。10時ぐらいまでかかってようやくコメントを書き終えて、編集者に送信。そんなこんなで、昨日とは打って変わって、スロウな一日である。とりあえずちまちまと講義準備。遺伝子頻度、ヘテロ接合度の算出のための設問作成に手間取る。しかし、”Introduction to Conservation Genetics”という教科書は、この辺の説明が実に分かりやすい。この本に載っているTarr et al. (1998) Mol Ecolのフィンチのデータを使うのが一番良さそうだということで、論文をダウンロードしたり、フィンチの下調べをしたり・・・。やっぱり生物の姿が分からないと、論文の内容もなかなか頭に入らない。
・投稿論文執筆講座の一部をWeb上にアップする。ついでに、講義で使用したプレゼン資料も掲載してみる。そんなことをやっている暇があったら、先にやることがあるだろう、と自分で自分に突っ込みを入れたくなってしまう。昔から宿題とかをやらなきゃいけないときに限って、急に机の片付けとか始めちゃたりしたりするんだよねえ。投稿中の論文に関する記述をだいぶ削ってしまったので、少々、物足りなくなってしまった。Webページにも書いたけど、「どうしてもフルの読本が見たい」という奇特な方(?)がいれば、お送りしますのでご一報を。
・長らく放置していた58林班のアカエゾマツの試験地の測定データを入力。この試験地は、実は(?)、湿地林(8林班,680m標高)と高山帯(9林班,1100m標高)の産地試験となっていて、環境の異なる産地間の比較ができる設計である(単木混交)。さくっとみたところ、2006年の段階では、根元径・苗高ともに、実は高山帯の方が有意に大きいが、2007年の段階では、根元径はやはり高山帯の方が大きいものの、苗高は湿地帯が追いつき、有意ではなくなっている。
・試験地を設定した当初は、実は、低標高・湿地産が勝つと予想していた。それだけに、高山帯が勝つとは意外である(もしかしたら追い越されるのか・・・?)。ブロックや母樹の効果などをもう少しきちんと解析すると結果も変わるかもしれないけど。全体的に見て、生存については問題なさそうなので、これからの成長経過が楽しみの試験地である。
・さて、見切ったと思っていた査読だが、ちゃんと読むと、やはり手をかけねば終わるはずもなく・・・。10時ぐらいまでかかってようやくコメントを書き終えて、編集者に送信。そんなこんなで、昨日とは打って変わって、スロウな一日である。とりあえずちまちまと講義準備。遺伝子頻度、ヘテロ接合度の算出のための設問作成に手間取る。しかし、”Introduction to Conservation Genetics”という教科書は、この辺の説明が実に分かりやすい。この本に載っているTarr et al. (1998) Mol Ecolのフィンチのデータを使うのが一番良さそうだということで、論文をダウンロードしたり、フィンチの下調べをしたり・・・。やっぱり生物の姿が分からないと、論文の内容もなかなか頭に入らない。
・投稿論文執筆講座の一部をWeb上にアップする。ついでに、講義で使用したプレゼン資料も掲載してみる。そんなことをやっている暇があったら、先にやることがあるだろう、と自分で自分に突っ込みを入れたくなってしまう。昔から宿題とかをやらなきゃいけないときに限って、急に机の片付けとか始めちゃたりしたりするんだよねえ。投稿中の論文に関する記述をだいぶ削ってしまったので、少々、物足りなくなってしまった。Webページにも書いたけど、「どうしてもフルの読本が見たい」という奇特な方(?)がいれば、お送りしますのでご一報を。
・長らく放置していた58林班のアカエゾマツの試験地の測定データを入力。この試験地は、実は(?)、湿地林(8林班,680m標高)と高山帯(9林班,1100m標高)の産地試験となっていて、環境の異なる産地間の比較ができる設計である(単木混交)。さくっとみたところ、2006年の段階では、根元径・苗高ともに、実は高山帯の方が有意に大きいが、2007年の段階では、根元径はやはり高山帯の方が大きいものの、苗高は湿地帯が追いつき、有意ではなくなっている。
・試験地を設定した当初は、実は、低標高・湿地産が勝つと予想していた。それだけに、高山帯が勝つとは意外である(もしかしたら追い越されるのか・・・?)。ブロックや母樹の効果などをもう少しきちんと解析すると結果も変わるかもしれないけど。全体的に見て、生存については問題なさそうなので、これからの成長経過が楽しみの試験地である。