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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

時系列データの解析

2007-12-13 | 研究ノート
・ブナの開芽データがまとまったということで、Tさんから送られてきた。フェノロジーデータは時系列的に変化していくのでかなり扱いにくい。開芽初期日などの起算日数データをどう扱うかということでIくんと相談。二項分布で解くのか、なるほどねえ。しかし、データフォーマットはこのままではダメだということで、まずはデータフォーマットの作成から・・・。結局、Iくんの手を煩わせてしまって、何をやっているんだか・・・。開芽するかしないかを決めるのは、緯度だけではなくハプロタイプやクレードが必要だというのは間違いなくいえそうである。

・午前中、1月11日の講義準備。8日にD論審査があるので、もう準備しないとだめだ(この前、前回の講義が終わったばっかりなんだけど・・・)。3年生向けなんだが、毎回、モチベーションが低い学生を相手に苦労しているので、今回は飽きさせないための努力をする。講義途中にプリントをやらせて、それを回収して出席を同時に取るというK氏の素晴らしいアイデアを頂くことにする。問題は何をやらせるかということなのだが、ちょっとした計算問題と、全く異なるタネを見せて「飛翔の仕組み」を考えさせるような2種類のものにしようかと思っている。うまく機能するかどうかは全く分からんわけだが、はたして・・・。

・いつまで経っても飛び込み仕事が減らない。といっている間に、ナゾの英訳と査読依頼がまたもや・・・。写真の説明文を英訳せよ、との宿題なんだが、絶望的なくらいフレーズが浮かばない。直訳してはいかんのだが、それにしても・・・。査読はというと、チラッと眺めるもなぜか取り組む気になれん。2,3日放置して一気にやろう。11時ごろからトドマツ標高別の本体の論文の構想練り。とりあえず、イントロを和文でひたすらに書きなぐっていく。うーむ、この論文はどうしてこう進まないんだろうか、生態学会での発表から新しい結果が得られたわけではないんだが・・・。

・午後からIくんと”それぞれの論文の構想を発表して互いにこき下ろす”、という自虐的(?)な打ち合わせ。言えることは、自分の論文だとどうしてこう見えなくなってしまうのか(特に、当方の場合・・)ということであろう。しかし、本格的に書き始める前に、こうしてディスカッションできるのは非常に有難い。説明しようとしてモタモタしているうちは、要するに「よくない」流れがあるわけで、自分でも辛い流れなんだなあというのがよく分かる。これが一人だと変な方向に突っ走ることもあるわけで、話をするってことは大事なんだよねえ・・・。