goo blog サービス終了のお知らせ 

goto_note

西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

林床の花

2007-06-07 | フィールドから
・昨日電話を頂いたKさんを訪ねて、出勤前、通園前にホテルへ。10年ぶりだったが、全然変わっていなくてびっくり。向こうからはどのように見えたのであろうか・・・。寮で一緒だったときの話など、懐かしすぎる。

・今日は林内案内。団体と個人のスケジュールが複雑に交錯し、なかなか大変・・・かと思ったら案外スムーズにいった。樹木園では雨の中、マニアックな説明に付き合っていただく。概して年配の方は知識欲が旺盛で、とても熱心に聴いていただく。

・午後からは全員で一緒に行動。自然観察路を2km半ほど散策。木漏れ日が差してくると風景は一変し、とてもいい感じである。皆さんがナラやカバやカツラなど、生えている木を”いい木だ”と感動しているのをみて、自分がどんなに恵まれている環境に居るのか確認する。梶先生に、マタタビとミヤママタタビの区別の仕方を教わる。うっと、今までマタタビもミヤママタタビも、全て「ミヤママタタビ」として学生に教えていたような気がする。それにしても、なんで(howとwhat)白くなるのか不思議な蔓である。

・林床には草本が可憐な花をつけている。なぜか、ちらちらとした白い、控えめな花が多い。



 こちらはズダヤクシュ。



 今度はマイヅルソウ。花がついていると、必ずのように、「これなんですか?」と聞かれるそうになるので、知らない花が咲いている時には、逃げるように立ち去る(いい加減に覚えろって話も・・・)。突然、ゾウムシを二匹発見。と思ったら、突然、ミヤマクワガタの雄が出現。北海道では虫の発生も急ピッチである。