健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

パーキンソン病の新規治療法

2012-01-27 08:30:56 | 研究
人のiPS細胞(新型万能細胞)から、神経細胞に変化する前の細胞を作ってサルの脳に移植し、神経伝達物質ドーパミンを分泌する状態まで成長させることに成功したというニュースが報道されました(YOMIURI ONLINE)。さらに、移植した細胞は半年間、正常に機能したそうです。これは霊長類では初の成果です。パーキンソン病は神経細胞の中でドーパミン産生細胞の異常によって発症する病気です。iPS細胞を利用してドーパミンを産生する神経細胞を作るという試みです。ドーパミン補充などの治療法に代わる新しい治療につながること期待されます。iPS細胞のポテンシャルの高さにあらためて感心させられます。すごい。
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