健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

たった10日間でiPS細胞が

2012-01-05 08:30:40 | 研究
人の脂肪の細胞から10日間で人工多能性幹細胞(iPS細胞)をつくる技術が開発されたそうです(ASAHI.COM)。大人の細胞では世界最短で従来の半分以下で、コスト削減にもつながります。皮下脂肪に含まれる脂肪幹細胞からiPS細胞をつくる際、通常使う遺伝子のほかに5種類の薬を加えて、酸素の濃度を5%と低めにすると、6日目でiPS細胞と同じ丸い形に変わり、10日目にはiPS細胞になったことを示す現象を確認したそうです。薬剤は、細胞が分化するのに働く酵素をじゃまする作用があるものだそうです。実際どういうものか、興味がありますね、低酸素状態もiPS細胞づくりを速めるそうですが、一般的な細胞では5%は標準的な濃度です。これまで、iPS細胞を皮膚の細胞からつくるには1カ月以上かかっていたそうです。一昨年、血液中のリンパ球では25日という記録があるようです。
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