健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

脂肪を燃焼する細胞を増やす!?

2012-01-17 08:30:31 | 研究
太らないように摂取カロリーを減らすより、カロリー消費を増やしたい。おいしい物を食べたい。でも、おいしい物には脂肪や糖分が。でも、将来、そんなことは気にしなくてもよくなるかも?様々な種類の細胞に変化できる人間のiPS細胞(新型万能細胞)から、脂肪を燃やす働きのある「褐色脂肪細胞」に変化させることに成功したそうです(YOMIURI ONLINE)。脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と、脂肪を蓄える白色脂肪細胞の2種類があります。これまで、万能細胞の一種、ES細胞(胚性幹細胞)を白色脂肪細胞に変化させる技術はあったが、褐色脂肪細胞に変える方法はなかったそうです。人間のiPS細胞とES細胞を培養して、脂肪細胞に変化する前の状態にし、ウイルスを使って脂肪への変化を促す遺伝子3種類を送り込んだところ、褐色脂肪細胞に変化したそうです。それらの褐色脂肪細胞をマウスに移植すると、元々の脂肪細胞と同様に定着したそうです。肥満症治療への応用が期待される成果ですね。
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