GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

武甲山・小持山・大持山(17)☆

2022年06月23日 19時50分00秒 | 登山
こんばんは。

6月21日は秩父にある『武甲山・小持山・大持山』を縦走して来ました。

今回は8〜9時間のロングトレイル。
出発地まで最短で着く時刻表で行ったのですが4時に起きようと思ったのにアラームを5時にかけてしまい時間がギリギリに。
なので家から駅までは自転車を利用しました。

西武秩父駅を経由して

秩父鉄道・浦山口駅へ。
到着と同時(8:03)に登山開始しました。

今回は今までで1番のロングトレイルかつ、今までで1番高い『武甲山』を登ることも目的ではありましたが何より時間内に終了することを目標にしてました。
理由は後ほど。

鳥居が神秘的な雰囲気を醸し出しています。

そう。入山してちょっとして70〜80cmはありそうな蛇が道をゆっくり横切りました。下山途中には30〜40cmくらいの蛇を発見。写真を撮ろうとしたけどその前に藪に消えてしまいました。

御嶽神社の鳥居を通って

入山しました。

沢を見ながらの登山は気持ちいい!

急な勾配が始まる前の癒しですね。

ちょうど梅雨時で山からの絶景は全く期待していなくて

なのできれいな沢を見ながら歩けて気持ち良かった。

ちなみに今回のコースはボクが一番好きな登山系YouTuber『松田ゆう』さんが歩かれたコース。
『松田ゆう』さんのYAMAPの登山計画を使わせて頂きました。

武甲山までの山道はとても歩きやすい。

樹林帯歩きだし曇天なので山からの景色はほとんどスルーして。

そのかわり小さな花々がいつも以上に可愛く見えました。

武甲山は鉱山なので採石のため発破(爆破)をするんだね。
武甲山とネットで調べると「かわいそう」というキーワードが出てくるんだけどそれは石灰岩を採掘するために山肌が削られてるからなんだね。

(借り画像)
確かに12:30ちょうどに遠くから「ドーン」という音が聞こえたので発破したのでしょう。

武甲山山頂近くのトイレ。
どうやらボクが登ったルートとは違うルートには清水の横にペットボトルがたくさん置いてあって『山頂のトイレ用に水を運んでください』といった場所があるらしい。
そのトイレがここなんだね。

御嶽神社に到着。

鉄の扉が閉じていてちょっと残念。

ちなみに入山からここまで誰にも会っていません。

そして鉄のフェンスに囲まれた向こうが山頂。

ガスっていて秩父の街並みは見えませんでした。

武甲山の山頂で3人の人に会いました。
ここで写真を撮るために10分くらい休憩をしました。(なかなかゆっくりな方がいたので)多分休憩らしい休憩はここだけでその後は水分補給でちょっと立ち止まるくらいだったんだけどYAMAPの活動記録は休憩時間55分となっている。なんでだろう。

そして足早に次を目指します。
とてもトロピカルな葉っぱ。
写真じゃ伝わらないな。

シラジクボ到着。

そして登りやすい山道を登って

そして13:24に小持山到着。
ここまで5時間以上登り続けているが何故だか全く疲労感がない。
楽しいのはこれからだった!

小持山から大持山に向う山道から毛色がガラリと変わる。

巨大な岩の岩場が所々にあり、それも鎖やロープがないのでかなりスリル満点。

写真では伝えられないのが残念だけど

巨大な岩の先に山道が続いていて

でもその巨大な岩にはつかまるところはないし落ちたら終わりだし。
でもなんとか仰向けで這うようにしてクリアしました。

その先にはまた不思議な岩場があって。

狭い岩場に巨大な(人の身長くらい)ドミノ岩が2〜3枚立っていて。

なんとか通り抜けて来たけど…人によっては物理的に無理なんじゃないかと思ったり。そこは慎重に飛び降りるようにクリアしました。

でもYouTubeでもYAMAPでもそんな情報はないのでもしかすると違うルートを進んでしまったのかもね。

そして14:25に大持山到着!
大変だったけどとても楽しかった!
このあたりから少しペースが遅れていることが気になり始める。

そして今回1番の目的の場所『ウノタワ』へ!
着いた瞬間にここだけ空気が違うというか別の世界に来たように感じました。
『秘境』『天空の楽園』『パワースポット』などと呼ばれる不思議な場所です。

ここには『ウノタワ』の標識があるだけで由来や説明などなにも書かれていないから逆に神秘的。

ウノタワを満喫して時計を見ると15:00。
やばい。先を急がないと。

少し進むとゾクっとするような光景が。

いきなりの光景に王蟲が現れたのかと思いました。(本当にそう思った)

ここもYouTubeで何度も見て知っていたスポットだったけどあまりの壮大な景色に心奪われました。
ここは鉄塔を建てるために禿山にして土台まで作ったけど頓挫した場所のようです。
(4つの土台が見えますね)
山は自然のものではあるけど人間が作ったものでもあるのでこのような副産物を見られるのも勉強になります。

さあこれから下山!

15:37に鳥首峠に着。
ここは前にUNO君と蕨山を登った時に来たような気がする。
この時点で登山開始から7時間半。
ほとんど休憩もなく持って来たおにぎりも行動食も食べることなく歩きました。

色々と楽しみ過ぎてアドレナリンが出ていたのかほとんど疲れを感じでいなかったんだけどここから先がマジキツかった。

この日は曇天だったけど休まず歩き続けたので水分はめっちゃたくさん摂った。

500mlの飲料水4本とアミノバイタルゼリー250mg3個(どちらも凍らせて)でも足りないくらいだった。
次に山に行く時は500ml×5本、アミノバイタルゼリー×4個は持って行くつもり。
ちなみにこれだけ飲んでも入山から下山まで一度もトイレに行きませんでした。
(尿意が来なかったってこと)

そしてそして!
今回の1番のミッションは『17:01分のバスに間に合うように下山すること!』でした。
ほとんど休憩なく歩いて16:30くらいには『名郷』のバス停に着くかなーと思っていたんだけど甘かった。
流石に下山の頃には疲れがどっと出て来て身体が思うように動かない。

けれど17:01のバスに間に合わなかったら周りに何もない『名郷』のバス停で約2時間半待たなきゃ行けない。
だから下山は岩や木の根のないところは小走りで降りたんだけど凄い『痩せ尾根』(とても細い山道)が続くからめっちゃ怖い!
やっと山道を降りて一般道に出たけどここからまだ3kmくらいある。
走りたいんだけど雨に濡れたアスファルトは滑るので慎重に。
YAMAPで見ても結構ギリギリなので途中からはめっちゃ走りました。

間に合わなかったらどうしよう!なんとか間に合いそうだ!と分かった時の安堵感。

今回のピークはそこだったかも知れません。
懐かしいな『なぐりづえ』。

16:51に名郷バス停に到着!
10分前ギリギリだったー!

そして無事にスケジュール通りに帰宅。

今回は武甲山山頂で3人の方とすれ違いましたがそれ以外は誰にも会わない登山でした。

家に帰って登山靴とザックを洗って衣類を洗濯してシャワー浴びて。

おにぎり食べて寝ようかと思ったけど疲れ過ぎて眠れない。身体中が痛いのと山の余韻が強いのと。

そんな刺激があるのはありがたいことだね。


ケセラセラ☆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする