私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

節煙の誓い

2006-07-29 13:41:16 | weblog
昨日(7/28)長野市保健所での第2回禁煙相談に行き、検査を行ってもらった。前回より呼気の一酸化炭素濃度や尿中のニコチン濃度は、約30%下回ったが依然としてニコチンへの依存度は高いランクにある。
タバコにはニコチン、タール等約200種類の有害成分が含まれているという。自分の意思で吸い始め約半世紀吸い続けてきたその結果、こうした成分が体内に蓄積されていることは事実だ。痰や咳が常時出るのもそれを裏付けている。
自らの意思で始めた行為は、それが善でないことがわかった以上自らの意思で止めなくてはなるまい。だからと言って「明日からきっぱりやめる」というわけにもいかないしその自信もない。1年後の禁煙を視野に入れながら、当面1日40本(2箱)の喫煙本数を半分にする目標を樹て節煙に努力することとした。そのための方策として
  ・運転中はもちろん家庭でも寝室、トイレ、浴室それに孫の前では禁煙とする
  ・喫煙本数は1時間に1本以内とし1日の上限を20本とする
  ・違反行為には自らペナルティーを課する
を実行。年内にこの目標を達成定着させ、次のステップに移行させる計画でいる。
「継続は力なり」と言うが、どんな立派な計画でもこれを完遂する強い意思と実行力が伴わなければ達成はできない。自分の意思の強さを計る試練がこれから始まる。私は生きている間は健康でいたいから禁煙に向き合うのであって、長生きするための禁煙が目的ではない。どうしてもやめることのできないヘビースモーカーの友人3人をいつか驚かしてやろうと密かに企んでいる。

世界少年野球大会

2006-07-27 09:39:22 | weblog
今年も夏休みのこの時期「世界少年野球大会」が日本で開催される。
世界少年野球大会は、日米のホームランキングである王貞治氏とハンク・アーロン氏が提唱し「正しい野球を全世界に普及・発展させると同時に、世界の少年少女たちに友情と信頼の輪を広げよう」と世界中から少年少女を招き、親善試合をはじめ野球教室やさまざまな交流事業を行っている。
1992年「世界少年野球推進財団」(WCBF)を立ち上げ、多くの後援団体の協力のもとに運営されすでに16回開催されている。今年第17回目の日本では、7/27~8/4まで18ケ国・地域の175人が参加して北海道各地で開催される。この大会・教室からはWBCで活躍したキューバのセペダ外野手をはじめ多くの有名選手を輩出している。こうした地道な活動は国民をはじめ野球ファンにも案外知られていないし浸透もしていないのが実態である。
野球を通じて少年に夢を託し、世界平和と野球の普及に取り組む両名のその姿勢、行動力には脱帽とともに敬服の至りだ。両名の野球にかける情熱は半端ではなく、これが文字どおり野球界では群を抜くスーパースターと言われる所以でもある。
これほどまでに歴史をもち世界に定着しつつある野球が、2008年の北京大会を最後にオリンピック競技からはずされることが決定しており残念でならない。
病に倒れ入院加療中の王さんには一日も早く全快され、日本野球、世界野球の隆盛とこうした夢が実現するために活躍されるよう祈ってやまない。


靖国の矛盾

2006-07-24 15:01:31 | weblog
7/20元宮内庁長官富田朝彦氏(故人)のメモが公になった。それによると昭和天皇の靖国参拝が途絶えたのは、A級戦犯合祀に不快感を抱いたからでそれが「天皇の心」であると結んでいる。一貫して戦争回避を望み対米開戦を導く日独伊三国同盟には反対であった天皇にとって、これを強力に推進した当時の松岡洋右外相、白鳥敏夫元駐伊大使に対しては快く思っておらず、66年この両名がA級戦犯に加えられそれも神社側松平永芳元宮司によって認められたことが、その後の参拝拒否を決定づけたようだ。戦争体験のない私ごときがこの問題について軽々に意見を述べることは批判のそしりを免れない。しかし、これが今国内外の大きな問題として存在している以上、日本国民はこれを避けて過ごすことは許されない。多くの英霊が祭られている施設であればこそ、永久に天皇をはじめ為政者、国民すべての万人がなんのわだかまりもなく頭を下げる慰霊の場所として位置づけて欲しいと願っているからだ。日本国民は靖国をめぐるさまざまな問題の中でも
 ・「天皇陛下万歳」と叫んで散華した兵士が祭られている靖国神社に天皇が参拝
  しない矛盾
 ・天皇陛下が参拝しない靖国に首相が参拝する矛盾
 ・神社の恣意的な考えでA級戦犯が分祀できない矛盾
について知恵を出し合い乗り越えて行かなくてはなるまい。
私はこの矛盾の結論がどんなに先になろうとも、今日の平和と繁栄の礎の犠牲となった英霊に対しては参拝の誠と心は失いたくない。

堕ちた母性愛

2006-07-20 21:10:15 | weblog
米山豪憲君を殺害し逮捕・起訴されていた近所の畠山鈴香被告が、7/18一人娘の彩香ちゃんを殺害した容疑で再逮捕され、連続児童殺害事件に発展新たな局面を迎えた。
彩香ちゃんが消えた直後から畠山被告は、近隣を探し手配書を作り警察への捜査要請等のパフォーマンスをしていたが、日本中のほとんどの人達はこの二つの事件には相関関係があり、しかもいづれも畠山被告がなにかの形で関与していると推理していた。なぜなら彼女の普段の行動は彩香ちゃんに対する”育児放棄行為”が随所に見られ母親としての体をなしていなかったからだ。世間の目は一つの結果が発生すると一般的には普段の行動からその人(犯人)を評価する。「あんな真面目な人が」「信じられない」「なにか魔がさしたのでは」といった類から「やりかねない」「いつかやると思った」「ついにやったか」まで。さしずめ彼女の場合は後者に該当する典型的なケースなので驚きもない。犯行動機も生活に負担になったのか、邪魔になったのか、金(犯罪被害者給付金)目当てなのかいづれ判明するだろうが、自分の子供を私物化し感情のおもむくまま殺める母親は動物にも劣り「母親にはなれても母になるのは難しい」言葉を思い出す。こんな堕落し歪んだ母性愛のもとで9年間も耐え、けなげに生きた彩香ちゃんの人生が不憫でならない。メディアはさかんに本件の初動捜査ミスを暴くことに躍起となっているが、今はまずこの二つの事件の真相を解明することが先決でそんな時期ではないだろう。
それより親として監護能力を失った彼女の生活実態を最もよく知っている近隣の住民等から児童相談所に通報がなされていれば、彩香ちゃん豪憲君事件は未然に防げたのではと残念でならない。

同 級 会

2006-07-18 01:13:27 | weblog
7/16~17日毎年行われる同級会(高校)に参加してきた。卒業時47名が現在42名に減ったが、うち29名(約70%)が出席盛大に開催された。
高度経済成長が緒についたばかりの昭和30年卒業、志も高く社会の荒波へそれぞれ巣立って行った。以来半世紀余艱難辛苦に耐え今日があり来年は全員古希を迎える歳となったが、どの顔にも髪やしわにその真剣に生き抜いてきた年輪を感ずる。同級生、旧友とはいいもの。一見誰であるか名前と顔が一致しない友でも話すうち、すぐに昔の面影がよみがえり50年前の当時にタイムスリップさせてくれる。話題は家族や近況にはじまり健康、病気、年金、孫等に集中し、時間の過ぎるのも忘れて飲みながら語り、踊り、歌い再会を喜び合うことができた。
話はさらにさかのぼり物資のない育ち盛りのころ、梅干弁当の梅をしゃぶった後その実を割りさらにその中の甘酸っぱい柔らかい種まで食べたこと、年に数回食べる
白米の美味しかったこと、鶏卵が貴重で病人の見舞いには必ず数個新聞紙に包み持って行き、風邪を引いたといえば出してくれる卵焼きが最高のご馳走だった。DDTで全身の消毒を受け、海神草で回虫の駆除をし精一杯生きていた懐かしい思い出が脳裏をよぎる。飽食の現代は大量生産・大量消費、残すこと捨てることになんの抵抗もなく、巷ではへそ出しルックに穴だらけのジーンズを良しとしている。これが「美意識の多様化」といった表現ですまされ、親殺し子殺しの荒れた世相までつくり出し地に落ちてしまった。
われわれの年代はこれからどのように生きていけばよいのか。友との語らいによって教えられることも多く、考えさせられる同級会参加でもあった。

勇 気

2006-07-14 09:24:18 | weblog
横浜市は今回の北朝鮮のミサイル発射を受けて、同市内10ケ所の在日朝鮮人総連合会(北鮮系)関連施設全てにつき税減免措置取り消しを決定した。
この決定によって従来減免されていた固定資産税、都市計画税約440万円が18年度から課税されることになる。考えてみればごく当たり前のことで拉致事件が発覚した段階で、こうした優遇措置はもう少し早く取り消すべきであった。
この件について中田市長は「(ミサイル発射は)敵対行為で国民・市民の安全を脅かす憂慮すべき事態。日本の意思を北朝鮮に伝える上で、私どもができることと判断した」と説明している。金額的には小額ではあるが、全国的にこの措置が展開されればトータルとして大きなダメージを与えることができる。そうした点では今回市長の勇気あるタイミングのよいこの取り組み姿勢を高く評価したい。
この問題はそれ以前に東京都も同じ決定をしているが、この種の対応は自治体首長の勇気ある決断に頼るべき性質のものではなく、国が先頭に立ち全国的に同じ歩調で対処すべき問題ではないだろうか。
政府は北朝鮮に対して「対話と圧力」を繰り返し述べているが、中国でさえ説得できないこの”ならず者”北朝鮮に対しては圧力以外に方法はない。
今回も安保理は、「批難決議」の様相を呈してきたが、「制裁決議」をしないかぎり、あの国や将軍様の心は変えられないことは過去の歴史が物語っている。
感情的にならず平常心で日本の姿勢を示し粛々と進めていくことが大きな圧力になるのではないか。勇気をもって。

ブログ「くまぇり」

2006-07-12 11:02:22 | weblog
7月10日諏訪市に住むタレント志望の女性平田恵里香(20)が放火容疑で逮捕された。驚いたことに彼女は火災の状況を自分のブログ(「くまぇり」)に投稿したり、現場写真を撮影してブログ紹介・新聞社に写真提供していたというから開いた口が塞がらない。
今年に入り諏訪湖周辺の諏訪、茅野、岡谷各市町では夜間に不審火が相次ぎ5月11日未明には中学校の体育館が全焼するなど放火容疑事件20件が発生している。
地域の自警団の懸命な警戒や警察の捜査網をかいくぐり、夜な夜な犯罪を敢行していたもので、幸い死傷者が出なかったとはいえ地域住民の不安はその頂点に達していた。
美人の彼女は、タレント「熊田曜子」にそっくりと自称、飲食店手伝いの傍らモデル活動を通じて自分の売り込みをしていたようだ。そんな彼女と放火事件がどのように結びつくのか、犯行動機はなんなのか知る由もない。
昨年NHKの新米記者が、スクープ写真、スクープ記事欲しさに関西で自作自演を
していた放火事件があったばかりで、自己顕示欲を満たし私的な不満を爆発するためにこんな重大犯罪を繰り返されたのではたまったものではない。
放火は「愉快犯」とも言われるとおり、放置するとますますエスカレートするので
この時期に犯人が捕まったのは不幸中の幸いである。
彼女の携帯電話には、まだほかに複数の火災現場写真が撮影保存されているようなので、全てを認め出直してもらいたい。それにしても時代の先端を行くブログまでもが犯罪に利用され、それが逮捕の端緒や立証に役立つとは、なんとも驚きであり皮肉な現象でもある。

ジダンの奇行

2006-07-11 10:50:19 | weblog
サツカー第18回W杯ドイツ大会は、最終日の7/9日イタリアとフランスの決勝で熱戦の末イタリアが24年振り4度目の優勝で幕を閉じた。
この試合ジダン引退に花を添え、フランス優勝で”有終の美”を飾って欲しいと願い応援していただけに、負けたことよりもジダンの奇行に失望し衝撃を受けた。
延長後半5分イタリアDFマテラッツィの胸元にジダンが突然強烈な頭突きを見舞った。もちろんプレー進行中の付随行為ではなく、別の意図的な行為として認定され一発退場処分となったのは当然である。一時の感情から晩節を汚すとはこのことか。決勝までの彼の活躍また決勝前半においても彼の個人技でフランスを支え、華麗な舞いで理想的な引退が約束されていたのに、この期に及んで例の「奇行」に出たことは予想も理解も出来ない。フランスは「生きるも死ぬも一緒」をチームの合言葉に戦ってきただけに、ジダン退場の段階で勝負あった感さえする。直前に右肩を負傷し、さらにイタリア選手から人種差別的内容の会話があったやに報道されており、真偽のほどはわからないがその可能性は高い。とするならばその真相を明らかにし発言の相手にも今後レッドカードを出すべきではないか。
改めて本大会を通じサッカーは、ボールを追う野獣であり格闘技であることを知った。また、ペナルティーには厳しくとも、ジダンを本大会のMVP(ゴールデンボール賞)として評価するあたりヨーロッパ的な信賞必罰、是非善悪、実績貢献の割り切った考え方は素晴らしく、日本も是非こうした考え方、評価基準を取り入れ選手強化につなげてもらいたいものである。

民団と総連

2006-07-07 16:56:38 | weblog
在日大韓国民国民団(韓国系)と在日本朝鮮人総連合会(北鮮系)は、本年5月本国(韓国)の太陽政策を体して「歴史的和解」を行った。その体制もイデオロギーもそして経済力も全く異なる両者が一緒になってうまくやっていけるかどうか当時私は疑心暗鬼な気持ちでこの共同声明を受け止めていた。
果たせるかなこの和解は、7/6日わずか50日で解消することとなった。
その引き金となったのが今回の北朝鮮のミサイルの発射行動である。民団の団長談話では「総連との和解で日本社会と総連、日朝関係の架け橋の役割りを果たせると考えたがテポドン発射でわれわれの願いも水泡に帰した。」としているが、もともと北の分身、偉大なる首領、将軍様の分身的存在である総連と一緒になること自体
無理や反対があり、今日あることは予想できたのであるから結果論ではなく、情勢判断が甘かったと言わざるを得ない。まして北鮮は、対話で説得できるほどの一筋縄の国ではない。
私は過去に韓国のソウル大学を出た高官と6ケ月間生活をともにした経験があるが、その彼から「南北統一が出来ないのは日本のせいだ」「日本が平和でいられるのは韓国のおかげだ」といった言葉を聞いたことがある。インテリ層でさえ日本に対してこうした考えを持ち、常に被害者意識と他律的な感情を持つ両国の国民性は同一民族でありながら水と油で、自責を否定し責任を他に転嫁する性格を持ち合わせている。
今回民団・総連の和解→撤回劇は、単に分離した親子、親族の再会や経済援助といった感情論では統一・和解などできないむずかしい問題を内包していることを如実に物語っている。

サッカーと人種差別

2006-07-05 15:31:44 | weblog
このところサッカーW杯の中継に全米女子オープンゴルフやウインブルドンテニスの中継が重なり、いささか寝不足ぎみな日が続いている。
ところでW杯の方も佳境に入り、準決勝まで進みチームが絞られてきた。中継もゲームの進行にスポットが当たっているためあまり表面化していないが、サポーターの応援合戦の過程では激しい人種差別の言動があるやに聞く。
とりわけ南アフリカの選手にサルの鳴きまねを浴びせかけたり「アフリカに帰れ」
「移民は帰れ」「ユダヤは出て行け」といった罵声に耐えかねて試合途中で退場しようとした事案も起きている。
国際サッカー連盟(FIFA)は、こうした深刻化する人種差別をサッカーを通じて無くすために、会長宣言を発し各種の活動を通じてその払拭に取り組んでいるが本当に素晴らしいことで頭がさがる。今後もあらゆる場面で続けて欲しい。
「スポーツは同質文化だ」と言った人がいたが、サッカーに限らず世界を舞台に展開されるスポーツに国籍、人種、信条、肌の色等で差別をすべきでないことは自明の理だ。
アルジェリア出身で移民の子(2世)、フランス主将のジダン選手が人種差別への嫌悪と反対を宣言したが、サッカーのもつ普遍的な力が社会を変え、ジダン引退の花道を飾るためにも、今回はフランスを応援し是非優勝してもらいたいと願っている。