今年も残すところ後1日大晦日までのロスタイムに入った。強馬ディープインパクトがぶっちぎりの優勝で”有終の美”を飾ったのは、つい先頃の日曜日(12月24日)のことだった。この日中央競馬の1年を締めくくるグランプリレース有馬記念で、ディープは武豊騎乗の引退レースに臨んだ。例によってスタートから後方に位置し機をみて最後の第4コーナーを回るあたりからスルスルと出、舞うように飛ぶような速さで2位を数馬身離してゴールを駆け抜けた。今までにもハイセーコーやオグリキャップなど名馬はいたが、ディープの走りは上下動がなく人馬一体余裕をもって流れるように早く走る様は美しいというより芸術品だ。誰しもまだ走れるまだ稼げると感じているのに惜しまれて引退。余裕のある”第二の人生”(馬生)を選択した。その引き際は天晴れ、見事というほかはない。
引退といえば今年は若く油ののりきった選手が現役を去った年でもある。野球の新庄剛志、サッカーの中田英寿、スケートの荒川静香等々。彼らは力や技術に限界を感じて辞めるのではなく、より高い第二ステージでの活動を視野に入れ展望している。それに引き換え政治家や官界、一部企業トップの往生際の悪いこと前者に見習ってもらいたいものだ。老害のなにものでもない。
一方、国全体でも人命軽視、拝金主義、無責任、モラルハザード現象に加え安部政権も終盤ミソをつけたとあれば、今年の日本はお世辞にも有終の美を飾ったというわけには行かないだろう。
引退といえば今年は若く油ののりきった選手が現役を去った年でもある。野球の新庄剛志、サッカーの中田英寿、スケートの荒川静香等々。彼らは力や技術に限界を感じて辞めるのではなく、より高い第二ステージでの活動を視野に入れ展望している。それに引き換え政治家や官界、一部企業トップの往生際の悪いこと前者に見習ってもらいたいものだ。老害のなにものでもない。
一方、国全体でも人命軽視、拝金主義、無責任、モラルハザード現象に加え安部政権も終盤ミソをつけたとあれば、今年の日本はお世辞にも有終の美を飾ったというわけには行かないだろう。