中国製品が日本ばかりでなく国際的な信用を落としている。国営紙中国日報の報じるところによると、中国の食品衛生監視機関、中国国家品質監督検疫総局が国内で実施した検査で、大量の食品から発ガン物質などの危険な成分が検出されたという。摘発された食品は2万3000点以上。粉ミルク、米、小麦粉、肉、ビスケット、シーフード、醤油、菓子など国内で消費されているものばかりでなく、輸出しているおもちゃにまでも拡大している。これらに工業潤滑油、ろう、鉛のほか発ガン性の化学物質が含有していたというのだから始末が悪い。最近では中国産蜂蜜に純粋なものは少なく、ほとんど増糖剤や甘味料が混入されていると聞くがそれもうなづける。また、米国では中国から輸入したペットフードや玩具、薬品、魚、化粧品等により動物被害が発生してリコールや輸入禁止措置がとられ、パナマでは輸入した有害物質入りの咳止めシロップで少なくとも80人が死亡したと伝えられている。食品ばかりでなくオートバイや家電製品までも模造品や海賊版を作り出し、それをイカサマや詐欺商法で売りつけるような貿易相手国だ。
北京オリンピックを目の前に控えているこの国には物を製造するのに安全、安心、誠意、信用といった思想はないのだろうか。「全くあり得ない物が入っている物に関しては、それがないという前提で世の中は出来上がっているから、それを検査することがそもそも無理」(アジア食品安全研究センター)という理屈は、今の中国製品には通用しない。
「Made in China」のブランド力・国際的信用は堕ちるばかりだが、今後、自分の身の安全を保ち守るためには消費者個々がより賢くなり、中国製品の不買選択をする以外に道はないのだろうか。
北京オリンピックを目の前に控えているこの国には物を製造するのに安全、安心、誠意、信用といった思想はないのだろうか。「全くあり得ない物が入っている物に関しては、それがないという前提で世の中は出来上がっているから、それを検査することがそもそも無理」(アジア食品安全研究センター)という理屈は、今の中国製品には通用しない。
「Made in China」のブランド力・国際的信用は堕ちるばかりだが、今後、自分の身の安全を保ち守るためには消費者個々がより賢くなり、中国製品の不買選択をする以外に道はないのだろうか。