私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

山菜狩り

2006-05-31 23:45:26 | weblog
信州は山菜の宝庫だ。四周山に囲まれていて5月から6月にかけ旬となるウド、ワラビ、タラノメ、コシアブラ、たけのこ等は一寸した山に行けば容易に採ることができる。
先日もぼつぼつ生育しだした幻の山菜と言われる「行者にんにく」を採りに友人と2人で近郊の山に行ってきた。
お神酒と塩を持参途中の馬頭観音に安全祈願をした後、早朝の美味しい空気を吸い
カッコー、うぐいすの鳴き声やあかげらのきつつき音を背に熊出没に備えながら歩くこと約1時間。ようやく行者にんにくの群生地に遭遇した。
雑木林のこもれ陽がわずかに漏れる湿地帯。コバイケイソウやニリンソウに混じって一面のにんにく自生畑。よくぞこれまで増えたものだと感心し、しばしその光景と見事さに声もなく立ち尽くすのみ。
「行者にんにく」はその名のとおり、その昔深山で修行する山岳信仰の行者たちが
荒行に耐える強壮薬として食した多年草である。
これほどまでに群生しているとあたり一面にんにくの臭いが漂い、圧巻というしか表現のしようもない。どこから手をつけてよいものやら迷うのみだ。
この山菜は近畿以北の高原や深山に自生するが、これまでになるには長い年月を要しており、熊や他の動物が餌として食べないことが増えた原因か。おそらく人間が無節操に採取しなかったことが最大の要因であろう。いづれにしてもその場で数キロを採ってリュックに詰め山を降りた。
久しぶりに山菜とりの醍醐味を味わったので、1週間後に再び挑戦するこにしよう。

お父(母)さん

2006-05-29 23:44:25 | weblog
先日国技館で行われた大相撲夏場所は雅山、杷瑠都の活躍で大いに沸いたが、結局
大関2場所目の白鵬が千秋楽決戦の末優勝した。
その白鵬が優勝インタビュウのなかで「お父さんお母さんに感謝したい」と言ったことがマスコミに取り上げられ批判されている。
ことば遣いがおかしく乱れているという。両親あるいは父、母と言うのが正しく美しい日本語だ。将来横綱になろうとする者は、出身国がどこであれ日本人の模範になってもらわなければ困る。確かに理屈をつければその通りかもしれない。
私はあの優勝インタビュウを聞いていて、少しも奇異に感じずむしろさわやかでさえあった。英語ではファザー、マザァーですむものが日本では相手やその場のTPOによって呼び方が異なってくる。この場合、「父ちゃん 母ちゃん」と言っても
同じ批判を受けるだろうか。日本語は本当にむずかしい。
それよりも彼は表彰式の君が代斉唱の時、国旗に向かい確かに歌詞を口づさんでいた。前日親方に頼み教えてもらったそうだ。私の知る限りで外国のスポーツ選手が日本の国旗に向かい国歌を斉唱するのを見たのはサッカー選手のラモスと今回の2
人だけだ。言葉の表現方法よりもその姿勢を評価してやりたい。
外国人のちょっとした表現の誤りで日本語が乱れているなどと言うなかれ。今日本の若者が日常使っている「うざい」「きもい」「まいう」「マジきれ」といった類のことばの方がよほど乱れており、こんな日本人は外国人のことば遣いを批判できるほどの資格はない。

「ヤゴ自嘲記」の発刊

2006-05-26 10:46:30 | weblog
昨年4月ブログの投稿をはじめて1年、世の移りや事件事故さらには祈り、願い、
怒りを日記風エッセイ調として書き続けてきました。
その数100編を超えました。途中で挫折しそうなこともありましたが、多くの人達にコメント、トラックバック等支え励ましていただきなんとか続けることができ感謝しております。
一編一編は駄文ではありますが、私としては偽らざる自分の気持ちを素直に表現したつもりです。
私には「自分史」を書くほどの資料や能力それに記憶もありませんので、せめてこの100編を基に人生のある時期生きた証のページとして残したいとの願いから、古希を迎える最後の年に恥をしのび本書を発刊(非買品)することとし、「ヤゴ自嘲記」と命名しました。
ご存知「ヤゴ」はトンボの幼虫で水中から地上へそして空中に飛び立つ生涯をおくっております。変化する環境に順応しながら自分を変え、短いながらも充実した一生を過ごすその生きざまに共鳴しエールを送っているところです。
5/23大安の日に本書が完成納品になりましたので、早速お世話になった知人に
謹呈するべく準備中です。
今年は目標のひとつを達成できましたが、これからもボケ防止のためにもブログ投稿は続ける積もりですのでよろしくお願いします。

愛国心

2006-05-22 08:43:06 | weblog
「愛国心」をどのような形で盛り込むか教育基本法改正案が今国会で審議されている。与党が「国と郷土を愛する態度」民主党の対案が「日本国を愛する心」でその攻防が続いている。
「愛国態度」と「愛国心」の違いであろうが個人的には、愛国心と言えば国を愛する「こころ」であり、主体性がありわかり易い。これが愛国態度となるとなんのことかさっぱりわからず理解に苦しむ。日本に生まれ、日本に育った以上、国家に忠誠を誓い子供のころから国を愛する心を養うことに反対する人はそんなにいないだろう。
愛国心は戦前のイメージを彷彿とさせ戦前への回帰を危惧したり、他国への気遣いから避けるとするならば、それはあまりにも被害妄想的な自虐心からくるものだ。
教育の憲法といわれる教育基本法には、態度などと冗長にわたる意味不明な表現よりも最もわかり易い「愛国心の涵養」を明記し実施すべきである。
理屈はどんな問題にもつけられるが、少なくともこの問題に関する限り国旗が揚がり国歌が流れている間は、私語をやめ自国に忠誠を誓い敬意を表する姿勢をつくり
形から習慣づける心の教育を推し進めていただきたい。

同級生の死

2006-05-19 17:41:08 | weblog
桜も散り、新緑が色濃く映えて街には花水木やライラックが咲き出しようやく躍動の季節を迎えたそんな矢先、母の日についこの間まであんなに元気だったKちゃんが病を克服できずに旅たち、再び帰らぬ人となってしまった。
高校卒業後、結婚してご主人とともに家業を守り、2児の親として本当に頑張り屋だっただけに残念でならない。享年69歳。
10数年前に気の合った仲間同士で会をつくり、年1回お互いの健康を確かめ合いながら親睦を深めてきた。メンバーの中でも人一倍明るく美人でまとめ役の彼女の
気配りと笑顔に私たちはどれほど救われ元気づけられ癒されたか計り知れないものがある。
  ・誰からも好かれるお人好しで、涙もろく働き者だったKちゃん
  ・こよなくご主人を愛し、友達を大切に黒子役に徹したKちゃん
  ・義理堅く、礼節を大事に存在感の大きな肝っ玉母さんだったKちゃん
  ・晩年、一日も早い孫の誕生に夢を託し、太く短く散ったKちゃん
彼女の人となりは語り尽くせないが、志半ばでこの世を去った彼女の心情を察するとき慙愧の念に耐えない。
これも人生。これも運命。そうした星のもとに生まれた定めとして受忍するにはあまりにも若く可哀想でならない。時の流れはどんなものも巻き込み、押し流してしまう。こんな大切な人まで遠くに運んでしまうつらい現実はもうこりごりだ。
人生ってこんなにもはかないものなの?。人の命ってこんなにもろいものなの?。
未だに信じられず彼女の携帯電話をそっと呼んでみたが、むなしく無言の返事が返ってきた。

母の日

2006-05-14 23:21:08 | weblog
 今日5月14日(5月の第2日曜日)は「母の日」だ。
母の日は、もともとアメリカが発祥でそれが一般化し日本に渡ってきたもので、子が母に感謝する日である。
調べてみると、1905年(約100年前)5月アメリカフィアデルフィアに住む
アンナ・ジャービスさんのお母さんが亡くなった際、アンナは「お母さんが生きているときにもっとお母さんをたたえて感謝の気持ちを伝えたかった」と思い、他の
人にも同じような気持ちになってもらわないためにも生前にお母さんを敬い感謝する機会を設けた。そんな活動が全米に広がりついに1913年母の日がアメリカ
議会で満場一致で制定された。日本で広く知れ渡ったのは1937年(昭和12年)といわれている。
 我が家は今日特別なイベントや料理はしなかったが、娘や仲人子から花束や鉢植えが届きこれを見ながら、孫と一緒に過ごせ遊んだことが我が荊妻にとっては最高の幸せであり終始ご満悦の様子だった。
おかげで私も一つカーネーションやばら等の寄せ植えを一鉢贈るはめとなったが、こんなことで一年間の感謝の意が償えるのなら安いものである。
ちなみに6月の第3日曜日は「父の日」であることを忘れないで欲しい。 

怪奇事件

2006-05-10 09:46:06 | weblog
神奈川県平塚市のアパートで5人もの遺体が発見され、そこに住んでいた岡本千鶴子(54)が殺人容疑で逮捕された。
見つかったのは首をつった35歳の男性と昨年布団の中で絞殺された19歳の女性のほかにダンボール箱から白骨化した男児と新生児2遺体である。
自殺したという男性が5年前に借りたアパートに、岡本容疑者とその妹が転がり込んできた。男性と殺された女性とは異母兄妹であり、岡本容疑者と男性の父親が内縁関係だという。この人間模様は複雑怪奇で知れば知るほど頭が痛くなる。
その上、事件の発覚も男性の連帯保証人になった実母が訪ねてきてからというから何がなんだかわけがわからない。
岡本容疑者の周辺には「金」「男」「ウソ」がつきまとい複雑な人間関係が入り組んでいるようだ。
昔なら財産や情欲がからんだ「犬神家」や「八つ墓村」の連続殺人事件もあったが
いまどき自分が殺めたこんなにも多くの遺体と同じ部屋で何年も生活するなど想像しただけでも背筋が寒くなる。
一日も早く全容を解明し、動機を含めた真相を明らかにしてもらいたい。

菜の花祭り

2006-05-08 09:07:19 | weblog
大型連休は県内のゴルフにイベントに東奔西走し、充実した休みを過ごすことができた。
中でも子供の日である5/5は天気もよかったので孫をつれて飯山市の菜の花祭りに行き感動した。
毎年この時期飯山市を訪れるが、今年は菜の花の開花が遅くまだ3分咲きくらいだった。途中屋根の壊れた家、大枝の折れた柿木を見るにつけても2月の豪雪のすごさが想像できる。
会場では餅つきに孫も参加、野外ステージではフレンチ・カフェのコンサートで太陽の下、芝生に座り一緒に大きな声で歌った。歌詞も配布されいづれも昔なつかしい歌ばかりだったので久しぶりに童心にかえり癒された気分を満喫した。
「高校三年生」「ゴンドラの唄」「リンゴの歌」「琵琶湖周航の歌」「青い山脈」
「学生時代」
等々。中でも「故郷」「朧月夜」は、地元出身高野辰之氏の作詞によるもので本場の情景を身体で感じながら幸せな時間を過ごすことができた。
 ♪菜の花畑に 入り日薄れ  見渡す山の端 霞ふかし
  春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて におい淡し
唱歌の中でも最高傑作といわれるこの歌を歌っていると、菜の花と人糞の臭いが淡くただよい、少しではあるが作詞者の心を垣間見た思いで心地よい気分にひたりながら帰宅した。

国語問題(2)

2006-05-03 22:59:43 | weblog
次の問題を考え自分の力を試してみてください。70点できれば合格でしょう。

1次の正しい意味はどれかえらびなさい。
 「筆がたつ」    ・文章を書くのが得意 ・文字を書くのが得意
 「天地無用」    ・上下逆にしてもよい ・上下逆にしてはいけない
 「失 笑」     ・耐え切れなくて笑う ・人を馬鹿にしながら笑う
 「おもむろに」   ・ゆっくりと     ・急いで
 「遺憾に思う」   ・残念に思う     ・申し訳けないと思う
 「刹 那」     ・瞬間に       ・悲しげに
 「暮れなづむ」   ・すぐ日が暮れる   ・なかなか日が暮れない
 「夏は来ぬ」    ・夏は来た      ・夏はまだ来ない

2次の歌詞のカタカナ部分で正しい意味はとれか答えなさい。
 ♪赤い鼻緒のジョジョ履いて   ・草 履    ・下 駄
 ♪オワレてみたのはいつの日か  ・追われて   ・背負われて
 ♪イラカの並と         ・かやぶき屋根 ・かわら屋根
 ♪思えばイトトシこの歳月    ・とても早い  ・なつかしい
 ♪走れトロイカ並木       ・三頭の馬そり ・三頭の犬そり

3次の正しい意味をかきなさい。
 「小春日和」
 「辛気くさい」
 「果報は寝て待て」
 「手をこまねく」
 「悪びれる」

国語問題(1)

2006-05-01 09:55:56 | weblog
先日テレビで国語問題のクイズで自分の能力を試してみた。国語では自分で相当自信をもっていたが、実際にやってみると力のなさに愕然とした。
参考までに試してみてください。
1正しい読み方を書きなさい。
  円ら   戦く   荒む   連む   労う   労る
  徐に   怠い   健か   予め   強か   焼べる
2正しい用語の使い方を選びなさい。
 ・期待に心が  躍る 踊る   ・限界を  超える 越える
 ・危険を    犯す 冒す   ・資料を  配布する 配付する
 ・強力体制   協力体制    ・責任を  追及する 追求する
 ・心身  身心 を鍛える    ・距離を  計る   測る
 ・冷え性 冷え症 で困る    ・大勢 多勢 のファン
 ・負託に  答える 応える   ・田舎にトンボ 帰り 返り する