私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

心の荒廃

2006-06-28 23:10:29 | weblog
感情の制御のきかない女が下校途中の近所の男の子を絞め殺し、草むらに捨てた事件があったと思ったら、今度は学校の成績をめぐって父親と確執が続いた高校男子が現状逃避から、自宅に火を放ち母親、弟妹3人を焼死させる事件が発生した。
そんな騒ぎがおさまらないうちに女子学生との交際トラブルから恐喝のリベンジに
仲間9人とともに相手に凄惨なリンチを加えた末2人をショベルカーで生きたまま
埋めてしまう事件、そして一昨日はセレブの女性に狙いをつけた三国籍(中国 韓国 日本)の3人組不良グループが女子大生を誘拐し3億円を要求する事件が発生した。いづれも信じられないドラマチックな事件で感情や欲望を抑えられずその場のおもむくまま短絡的、刹那的に行動に移しているフシがみられる。
これほどまでに次から次へときな臭い事件が連続発生、マスコミをにぎわせると日銀総裁問題などどこかに吹っ飛んでしまいそうだ。
これらの根底には生命の軽視、法無視の傾向、心の荒廃、忍耐力の欠如等が考えられるが、土台に「自己肯定感」の意識をもたない人間に勉強やしつけばかり強要してもそれは”砂上の楼閣”に過ぎずすぐに崩れ去ってしまう。
今行われている「街づくり」もそのベースになる治安基盤の整備を疎かにして商栄策や活性化策ばかりが先行しているのが気になる。
「地域の発展は健全な治安と財政から」と言われるように、今こそ「安全」や「身を守る術」についてお互いにもう少し考えるようこれらの事件は社会に警鐘を鳴らし、教訓を与えているのではないだろうか。

アンチエイジング

2006-06-26 14:08:50 | weblog
あまり聞きなれない言葉だが、近頃「アンチエイジング」(抗加齢)にお金と労力を費やしている高齢者が多いそうだ。このアンチエイジングは、老化を防ぐことを目的としたケアで、遺伝子や細胞レベルでの老化研究が進むにしたがって注目されてきた。
肌のシワやシミの防止、減少するホルモンの補充、骨密度の低下予防など加齢に伴う身体の変化を少しでも少なくしていこうという考え方である。
こうした問題について高齢者に需要がある限り、化粧品や健康食品のほか業界からもこの種の情報、サービスが広く提供され、すでに医学の1分野にさえなっている。
洋の東西を問わず昔から「不老長寿」は永遠の夢であったが、どんな権力者でさえもこれを乗り越えることはできなかった。物理的には人間の遺伝子からするとどんなに生きても120年が限界ではないか。遺伝子操作をして細胞の老化を防ぐことはできない。生命は老化するのが宿命であり健全であって死は当然の摂理としてプログラムされている。つまり「若くて長生き」は不可能なことなのである。
私自身ゴルフの飛距離は、年毎に落ちているがこれも老化によるパワーの衰えであって、これを医学やお金でもとに戻すことはできない。技術で補うほかはない。
老化を恐れるあまりそんなにお金を使わなくても普段の食事、睡眠、運動を通じて健康を図り、時には「お若いですね」「そのパワーは化け物だな」と言われるお世辞に悦に入り、ボケずに年相応に老けていけばよいと思っている。

W杯サッカー

2006-06-23 09:27:49 | weblog
ワールドカップドイツ大会は、第1次リーグ戦において日本は6/23最終戦で強豪ブラジルに4:1で敗れ決勝進出はならなかった。完敗だ。勝負は非情だ。悔しい!残念!無念!というほかはない。
それまで1分け1敗できた日本チームに「ブラジル戦には2点差で勝って欲しい」と期待すること自体が酷だったかもしれない。
追い詰められ背水の陣で臨む日本に奇跡を信じ、祈る思いで希望をつなぐ気持ちはわからないでもない。しかし現実を直視するとパワー、技術、戦術等々世界との間には相当の距離があり、加えてブラジルはすでに決勝進出を決めており精神的にも余裕綽々だ。
私も早朝からブルーのジャンパーを着て1人テレビ前で応援をしたが、前半1点を
先取した後は防戦一方。例えは悪いが太平洋戦争で真珠湾において先制攻撃を加えた後は防戦に次ぐ防戦で結局敗退したケースにタブッてみえた。
私はサッカーのルールがよくわからないので興味半減だが、どのような場合にオフサイド、PK、FK等の判定がでるのかこうしたルールが正しく理解できれば、興味が湧き結構はまりそうなスポーツだ。
得失点差で順位を決めたり、引き分けた両者に1点を加点したり、イエロー、レッドカードによって退場・次回出場停止を命ずるなどヨーロッパのスポーツらしい紳士的、合理的なルールに感心している。
ジーコジャパン「SAMURAI BLUE」お疲れ様。次期の活躍を期待しております。




人間の器

2006-06-18 22:22:29 | weblog
IT(情報技術)業界世界最大である米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が2年後に引退することを表明した。推定500億ドル(5兆7500億円)の個人資産を持つ「世界一の富豪」となったゲイツ氏(50)。
10年前に設立した慈善財団「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」は今までにも世界に目をやりエイズ対策やスマトラ沖地震被害に巨額の寄付をしている。その額たるや半端ではないばかりかロシアから大陸間弾道弾30基を買い取り海底油田から通信衛星を打ち上げる計画のほか米政府が国連への拠出金を出ししぶっているとこれを肩代わりする用意があると表明してきた。
引退後も自分の財団でワクチン接種やパソコン寄付の慈善活動を続けるという。
昨年彼は世界の貧困撲滅に取り組んだことが評価され、英国エリザベス女王から名誉ナイトの称号が授与されている。
企業の社会的責任(CSR)は口ではよく言われるが、ゲイツ氏のこの壮大な構想、健全な金使いのステータスとその実行力に途方もない人間の器(スケール)の大きさを感じる。
翻って日本のヒルズ族である堀江氏や村上氏を比較してみても恥ずかしくて似ても似つかない。彼らの事業の中に少しでも慈善事業、利益の社会還元の実績があれば国民の見る目も違ってくるのだろうが・・・。
お金は生きた使い方をすることによって、さらにその人の価値を高めることになる。
 (サッカー日本VSクロアチア戦の中継が始まったのでこの辺でやめよう)

瓜田李下

2006-06-16 15:58:24 | weblog
「瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず 李下(りか)に冠を正さず」
人から疑いを持たれるようなまぎらわしい行為を慎むことを戒めた格言である。
”通貨の番人”といわれる日銀総裁福井俊彦氏が、村上ファンドに1,000万円を拠出。その後この金の処理をめぐって国会やマスコミから追及を受けている。
たしかに一般私人のころ拠出したり株を保有したのであるから、このこと自体は誰がみても不審なことはなにもない。
ところが日銀総裁という公人になった段階では、私人の行うなんでもないことでも
公人であるが故に非難、疑惑の対象となる。
まさに今回の福井氏の行為がそれで、国民にゼロ金利政策を押し付けておきながらこの拠出金を基に自らは巨額の運用益を得、量的緩和政策を行う直前(2月)に立場で得た情報と判断で解約を申し出て売り抜けようとした行為が疑惑と批判の的になっている。
日銀服務ルールも「内部で知りえたインサイダー情報について利殖活動を禁ずる」一方、「世間からいささかなりとも疑念を抱かれることが予想される場合には、個人的利殖は慎まなければならない。」と規定している。
福井氏は、こうした内部規定に抵触したばかりかインサイダー取引の疑いまでかけられている状況では、速やかに国民に対して謝罪をするとともに説明責任を果たし、格言のとおり疑われる行為を慎んで出直すべきではないだろうか。

囲  碁

2006-06-14 10:29:34 | weblog
囲碁は遣唐使に加わった吉備真備が、中国から日本に伝えたとされている。
これが室町時代から戦国時代に入ると、戦いのシュミレーションとして将棋とともに武将に好まれ隆盛を極めることとなる。まさに陣地取り、王将取りである。
時の将軍信長、秀吉、家康も囲碁を好み、日海(後の本因坊算砂)に五子を置いて打ったと伝えられている。
長い歴史と奥深い囲碁ではあるが、この競技に関する限り日本はお隣り韓国に圧倒され続けている。今行われている世界囲碁選手権・富士通杯でも、日本勢は昨年に続き全員敗退、準決勝は韓国勢3人中国勢1人で争われることになった。この勢いで排他的経済水域まで陣地を広げられることのないようにしないと・・・。
ところで囲碁を始めて40数年経験は長いがなかなか上達しない。過去には小林覚九段、小林千寿元女流本因坊が幼少のころ松本の実家で打ったことがあるというのに。
今は公民館囲碁クラブに入り毎週日曜日に趣味で仲間と打つのを楽しみにしている。しかし、最近会員の中に体調をくづし欠席される人が散見されなんとしても淋しい。
囲碁は碁盤のうえの戦いではあるが、単なる勝ち負けでなく人との繋がりや頭の体操さらにはバランス感覚の修得のほか囲碁の格言を通じて教えられることも多い。
 「着眼大局 着手小局」
 「全ての変化図は無限である。単純に見えるのは変化しか注目していないため
  の錯覚である。」
          碁がたきは 憎きも憎し なつかしきかな
これからもボケ防止のために体調に留意して続けていこう。

殺 意

2006-06-11 22:41:49 | weblog
豪憲君殺害事件の畠山鈴香容疑者が自供をはじめた。
殺人事件および死体遺棄事件についての事実関係は、その自供・証拠からほぼ間違いないだろう。しかし、
  ・殺意の生じた時期
  ・犯行の動機
  ・彩香ちゃん死亡との関連性
は解明されていない。報道で知る限りでは、畠山容疑者は
 「豪憲君の姿に彩香がダブって見えた。」
 「何でほかの子が元気なのにうちの子だけいないのだろうと切なくて、苦しく   て張り裂けそうになった。」
と供述しているが、こんなことが果たして殺意の芽生えにつながるだろうか。
警察や弁護士に対して「衝動的な殺意」を前面に出し、その計画性を否定しているが、この実態はもっと根深いところにあるような気がしてならない。
豪憲君を自宅に呼び込む時間、タイミング、話術 事前に手袋やひもを用意している点、また犯行後遺体の捨て場所まで想定したり、手袋等の証拠隠滅や買い物等の
アリバイ工作をしていることを考え合わせると明確な殺意があり、計画性が浮き彫りになってくる。
さらに彩香ちゃんの死についても、生活苦からその存在が負担となり、男ができたことから邪魔になった・・・と結びつけるのは飛躍し考え過ぎか。
なにはともあれこの事件は、時代を投影した事件であり世の関心事でもあるので一日も早く真相を解明し、真実を知りたいものである。

モラルの低下

2006-06-07 09:49:17 | weblog
第56回芸術選奨に入選し文部科学大臣賞を受賞した洋画家和田義彦氏の絵画が「盗作疑惑」を呼ぶと同時にその選考方法が問題視されている。
和田氏は一貫して盗作を否定しているが、スーギ氏の原画と和田氏の疑惑となった絵を比較して見せられるとその構成、事物の配置、色彩等酷似しており、素人の私でさえ盗作であることは一見してわかる。これが20数点あるとなればなにおか言わんやである。
一方、この選考に当たっても昨年来和田氏の「盗作」を告発する匿名文書が複数出回っていたのに文化庁も審査員も選考時点で知らなかったというのも不可解だ。
師匠や先輩の技術、ノウハウを密かに「盗み」自分の能力を高めることは大切であるが、こんな完成された作品を模造的に盗作し出品する神経を疑うとともに今もって盗作を否定し続ける姿勢に、芸術界もこれほどまでにモラルが低下したのかと情けなくなってしまう。
偽装、粉飾、盗作そして今度はインサイダーだ。これらは金儲けにはしり名声を高めるためのなにものでもなく、その根っこはモラル低下の一点に繋がっている。


女は怖い

2006-06-05 08:40:14 | weblog
秋田県藤里町で発生した小1年生豪憲君(7)殺害事件は、20日余の捜査の結果
捕らえてみれば近隣の女性畠山鈴香(33)だった。
過去に和歌山カレー事件の林真須美、神奈川複数殺害怪奇事件の岡本千鶴子(54)をはじめ保険金目当ての夫殺し、財産目当ての姑殺しなど女性が主犯となって行われた犯罪は枚挙にいとまがない。
今回の事件も早い段階から彼女が容疑者として浮上し、警察やマスコミがその動向をマークしていた。これに対して彼女の反論、攻撃はすさまじいものがあった。
こうした女性に共通しているのは、人生の表と裏の落差が大きくその道は狡猾で演技やパフォーマンスにたけていることである。
現場に残された遺留品の精密鑑定、客観的証拠から犯罪と犯人を結びつける事実の認定が行われるだろうが
  ・豪憲君の殺害
  ・実娘彩香ちゃんの死との関連
  ・犯罪敢行の動機
等のついては、未だ自供もなく解明されていない。
世の注目を集める重大犯罪を犯す女性には、女なるが故の執念や勝手な論理があるのだろうか。最近では子供にまでその牙を向けるようになった。怖い。怖い!。