スポーツの秋。10月28日スポーツ界に二つの大きな世代交代のニュースが流れた。女子マラソン界のベテラン高橋尚子選手(36)の引退とワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督に巨人の若い原辰徳監督(50)の就任が決定したことだ。
高橋は、「陸上だと靴1足で済む。親孝行でしょ」とはじめたマラソンは中学・高校では無名だったが、小出義雄監督と組んでから頭角を現し、国内・国際大会やオリンピック(シドニー)で優勝、世界記録を出すなど世界のトップアスリートとして一時代をつくり君臨した。そんな彼女も故障や加齢には勝てず「精神的にも肉体的にも限界を感じ」ついに引退表明となった。Qちゃんスマイルは陸上界にはなくてはならない存在。これからも後進の発掘・指導に留まって欲しい。本当にお疲れ様でした。
一方の原監督。シーズンではトップの阪神に13ゲーム離されていながら持ち前の粘りで追い上げ、見事リーグ優勝するとともに第2ステージも勝って日本一に一歩近づいた。その原動力になったのが山口、越智、坂本、脇田等若手の台頭だ。若手とベテランの力、守りと攻撃のバランスに走る野球を加えたことがチーム力を倍加させた。これも原監督以下コーチ陣の大きな功績だ。
星野氏の統率力に対し原監督は団結力を強調している。当面は日本シリーズに向けての指揮が優先されるだろうが、いづれ近い将来イチローや松坂などメジャー選手を含めたWBC用のチームづくりとその采配には各層からの信頼が厚い原監督が最適任である。尊敬している王コミッショナー特別顧問の力も借りながら世界一の夢を果たすよう期待している。
高橋は、「陸上だと靴1足で済む。親孝行でしょ」とはじめたマラソンは中学・高校では無名だったが、小出義雄監督と組んでから頭角を現し、国内・国際大会やオリンピック(シドニー)で優勝、世界記録を出すなど世界のトップアスリートとして一時代をつくり君臨した。そんな彼女も故障や加齢には勝てず「精神的にも肉体的にも限界を感じ」ついに引退表明となった。Qちゃんスマイルは陸上界にはなくてはならない存在。これからも後進の発掘・指導に留まって欲しい。本当にお疲れ様でした。
一方の原監督。シーズンではトップの阪神に13ゲーム離されていながら持ち前の粘りで追い上げ、見事リーグ優勝するとともに第2ステージも勝って日本一に一歩近づいた。その原動力になったのが山口、越智、坂本、脇田等若手の台頭だ。若手とベテランの力、守りと攻撃のバランスに走る野球を加えたことがチーム力を倍加させた。これも原監督以下コーチ陣の大きな功績だ。
星野氏の統率力に対し原監督は団結力を強調している。当面は日本シリーズに向けての指揮が優先されるだろうが、いづれ近い将来イチローや松坂などメジャー選手を含めたWBC用のチームづくりとその采配には各層からの信頼が厚い原監督が最適任である。尊敬している王コミッショナー特別顧問の力も借りながら世界一の夢を果たすよう期待している。