2007年メラミンが混入された中国製ペットフードがアメリカ等に輸出され、犬や猫が腎不全で大量に死亡した事件は記憶に新しい。あれから一年今度は中国国内において、このメラミンが混入した粉ミルクが原因で乳幼児50,000人に腎不全が起き、中には数名の死者も出る事案が発生している。
「メラミン」は、尿素とアンモニアから合成され、耐熱、耐水、機械強度などの点で優れていることから、工業的に大量に製造されている。本来使用目的が異なるので、食料品に混入することはあり得ないはずだが、タンパク含有量(窒素含有量)を多く見せかけ、コスト安の原料を製造するため粉ミルク等に有害物質であるこのメラミンを人為的に混入したことが容易に推察できる。しかも食料品に限らず医薬品や化粧品にまで拡大し、これが検査体制の弱さからノーチェック状態で世界各国に輸出されていたとあれば、ここにも中国特有の「安全軽視」「利益至上主義」の思想がはっきりと見てとれ、中国産原材料の不信感は増すばかりだ。心配していた日本も、中国製牛乳を原料とする丸大食品の菓子、惣菜など4品目からメラミンが検出され自主回収が行われているが、同様のケースは台湾、インドネシア、オーストラリア等にも飛び火している。
中国産の食料品については、昨年来ギョウザのメタミドホス、ペットフードのメラミンが問題となり不信感とともにその兆候があったのだから、徹底した検査をしていれば防げたはずだ。事故米や汚染米が食用として流通する日本が、低価格で供給量の豊富な中国産原料を無条件で使用したとしても不思議はないし批判も出来ない。
「メラミン」は、尿素とアンモニアから合成され、耐熱、耐水、機械強度などの点で優れていることから、工業的に大量に製造されている。本来使用目的が異なるので、食料品に混入することはあり得ないはずだが、タンパク含有量(窒素含有量)を多く見せかけ、コスト安の原料を製造するため粉ミルク等に有害物質であるこのメラミンを人為的に混入したことが容易に推察できる。しかも食料品に限らず医薬品や化粧品にまで拡大し、これが検査体制の弱さからノーチェック状態で世界各国に輸出されていたとあれば、ここにも中国特有の「安全軽視」「利益至上主義」の思想がはっきりと見てとれ、中国産原材料の不信感は増すばかりだ。心配していた日本も、中国製牛乳を原料とする丸大食品の菓子、惣菜など4品目からメラミンが検出され自主回収が行われているが、同様のケースは台湾、インドネシア、オーストラリア等にも飛び火している。
中国産の食料品については、昨年来ギョウザのメタミドホス、ペットフードのメラミンが問題となり不信感とともにその兆候があったのだから、徹底した検査をしていれば防げたはずだ。事故米や汚染米が食用として流通する日本が、低価格で供給量の豊富な中国産原料を無条件で使用したとしても不思議はないし批判も出来ない。