私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

堕ちた母性愛

2006-07-20 21:10:15 | weblog
米山豪憲君を殺害し逮捕・起訴されていた近所の畠山鈴香被告が、7/18一人娘の彩香ちゃんを殺害した容疑で再逮捕され、連続児童殺害事件に発展新たな局面を迎えた。
彩香ちゃんが消えた直後から畠山被告は、近隣を探し手配書を作り警察への捜査要請等のパフォーマンスをしていたが、日本中のほとんどの人達はこの二つの事件には相関関係があり、しかもいづれも畠山被告がなにかの形で関与していると推理していた。なぜなら彼女の普段の行動は彩香ちゃんに対する”育児放棄行為”が随所に見られ母親としての体をなしていなかったからだ。世間の目は一つの結果が発生すると一般的には普段の行動からその人(犯人)を評価する。「あんな真面目な人が」「信じられない」「なにか魔がさしたのでは」といった類から「やりかねない」「いつかやると思った」「ついにやったか」まで。さしずめ彼女の場合は後者に該当する典型的なケースなので驚きもない。犯行動機も生活に負担になったのか、邪魔になったのか、金(犯罪被害者給付金)目当てなのかいづれ判明するだろうが、自分の子供を私物化し感情のおもむくまま殺める母親は動物にも劣り「母親にはなれても母になるのは難しい」言葉を思い出す。こんな堕落し歪んだ母性愛のもとで9年間も耐え、けなげに生きた彩香ちゃんの人生が不憫でならない。メディアはさかんに本件の初動捜査ミスを暴くことに躍起となっているが、今はまずこの二つの事件の真相を解明することが先決でそんな時期ではないだろう。
それより親として監護能力を失った彼女の生活実態を最もよく知っている近隣の住民等から児童相談所に通報がなされていれば、彩香ちゃん豪憲君事件は未然に防げたのではと残念でならない。

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