私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

民団と総連

2006-07-07 16:56:38 | weblog
在日大韓国民国民団(韓国系)と在日本朝鮮人総連合会(北鮮系)は、本年5月本国(韓国)の太陽政策を体して「歴史的和解」を行った。その体制もイデオロギーもそして経済力も全く異なる両者が一緒になってうまくやっていけるかどうか当時私は疑心暗鬼な気持ちでこの共同声明を受け止めていた。
果たせるかなこの和解は、7/6日わずか50日で解消することとなった。
その引き金となったのが今回の北朝鮮のミサイルの発射行動である。民団の団長談話では「総連との和解で日本社会と総連、日朝関係の架け橋の役割りを果たせると考えたがテポドン発射でわれわれの願いも水泡に帰した。」としているが、もともと北の分身、偉大なる首領、将軍様の分身的存在である総連と一緒になること自体
無理や反対があり、今日あることは予想できたのであるから結果論ではなく、情勢判断が甘かったと言わざるを得ない。まして北鮮は、対話で説得できるほどの一筋縄の国ではない。
私は過去に韓国のソウル大学を出た高官と6ケ月間生活をともにした経験があるが、その彼から「南北統一が出来ないのは日本のせいだ」「日本が平和でいられるのは韓国のおかげだ」といった言葉を聞いたことがある。インテリ層でさえ日本に対してこうした考えを持ち、常に被害者意識と他律的な感情を持つ両国の国民性は同一民族でありながら水と油で、自責を否定し責任を他に転嫁する性格を持ち合わせている。
今回民団・総連の和解→撤回劇は、単に分離した親子、親族の再会や経済援助といった感情論では統一・和解などできないむずかしい問題を内包していることを如実に物語っている。

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