古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

ボンベイサファイア・ドライジン、カラーグラスにプラム(教室にて)

2024-07-08 06:59:27 | 静物(彫像・置物・人形など)
先日(7.4)の教室です。ジンのボトルにカラーグラス、それにプラムをご準備いただいていました。ボンベイサファイアと呼ばれる独特の青色のボトルとそれに呼応したカラーグラス、そして何とも効果的な赤のプラム。私なりに感じた現場の空気はサッパリ感。教室での時間中、最も考えたのが色の配置、中でもバックの色です。現場の空気感やモチーフ素材を活かすため、上掲の色にしました。バイオレット(紫)をベースにビリジャン . . . 本文を読む
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謹言自去春来・・・(藤原行成の「書状」(私的な手紙)を臨書)

2024-07-01 06:59:14 | 書道
藤原行成の「書状」(私的な手紙)を臨書させていただきました。(半切1/3大)「和様の書」(2013年特別展に伴い発行 東京国立博物館など編集)からです。他人様の手紙を臨書したくなるなど初めてのことであります。現存する行成の手紙としては唯一のものとのことです。・・謹言自去春来偏思赴鎮而公私有難抛之事等蹔逗留之間俄奉勅命献五節舞姫相次期明春進發之處忽蒙朝恩不慮昇進雖疎遠之輩一接言談庶為礼為義来賀有数況 . . . 本文を読む
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春が来ました!(展示会出展作品)

2024-06-24 06:59:10 | 風景(花)
現在開催中の作品展(下記をご参照下さい)に出展している2枚目のものです。「春が来ました!」と、そのものずばりのタイトルで、これも元は2023.4.24付拙ブログ「つつじの競演が始まりました」からです。すぐ近くのマンションの庭園を描かせていただきました。つつじの花も、そして緑の色も色とりどりで、まさに春の訪れを感じる瞬間でした。咲き誇るつつじも素晴らしいですが、“次は私の番よ!&rdqu . . . 本文を読む
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穏やかなハーバー(展示会出展予定作品)

2024-06-17 06:59:32 | 風景(全体)
現在お世話になっている新百合絵画クラブ(昨年名称を変更 小玉精子先生)の作品展が下記で行われます。私が出展する予定(2点)のうちの1点です。「穏やかなハーバー」とのタイトルで、元は2023.10.16付拙ブログ「夕暮れ時のハーバー」からです。そこでも書きましたが、私なりのこの絵の主題は、画面の下(手前)1/3程度の穏やかな海の部分の表現です。ギザギザしたシャープな波はそれなりの苦労はありますが、ホ . . . 本文を読む
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白雪吟時・・・(藤原行成筆 「白氏詩巻」を臨書)

2024-06-10 06:59:36 | 書道
つい先日民放のケーブルテレビで「源氏物語」関連のドラマを何気なく見ていました。劇中バックの画面に、この白氏詩巻と(勝手に)見えた書道の額がぼんやりと見え、オオっと思い次の画面に注目してましたら、明らかに「白氏・・・」と書かれた書物を読んでる画面がアップされていました。当時の平安貴族の間では、白楽天(白居易)の詩歌が好まれ、源氏物語にも白氏の長恨歌が引用されているとは聞いていました。今回あらためて調 . . . 本文を読む
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紫陽花を描きました(教室にて)

2024-05-27 06:59:51 | 静物(花)
先日(5.23)の教室です。紫と青がベースの味わい深い紫陽花をご準備頂いていました。いつもの通り、教室で試し描きし、帰宅後描き直しました。鉛筆での下描きをしながら先ず考えたのはバックの色をどうするか。それを決めたらそのバックの色や葉っぱの色を、紫陽花の輪郭に沿ってその外側に色を入れました。周りから攻め込むとでもいいましょうか。紫陽花本体は、光の方向からくる全体の明暗を意識しながら細部を入れていきま . . . 本文を読む
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柿右衛門など(教室にて)

2024-05-13 06:59:25 | 静物(彫像・置物・人形など)
4月18日、同月2回目の教室のモチーフ担当で、上の陶磁器を準備致しました。それぞれに違った質感が面白そうで、また、赤が入ったのを選んだのは、絵のアクセントを期待してのことでした。配置は小玉精子先生にやっていただきました。描くに当たり留意しましたのは、右、信楽焼はその特徴であるデコボコ感です。白っぽいところはマスキングインクを使用しました。まあ、存在感は出せたかな、と。中、有田焼の柿右衛門です。光源 . . . 本文を読む
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高砂の松も昔になりぬべし・・・(継色紙風に)(マイケル・サンデル教授が「大谷翔平選手を通じた日本人の素晴らしさ」を語る)

2024-04-29 06:59:37 | 書道
高砂の松も昔になりぬべし なほ行く末は秋の夜の月    寂蓮法師(堂可佐こ能満つも舞閑し尓な利ぬ邊し 那本ゆ倶春衛盤阿支のよ濃徒き)高校時代の書道の時間で習い、何故か覚えていた歌2首の内の1首です。もう1首、式子内親王の歌(山深み・・・)は先に(2024.4.1)アップしました。何故、この2首だけを覚えていたのか、記憶は定かではありませんが、今思えば、おそらく課題かなにかで、何回も書かされたからだ . . . 本文を読む
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今年も胡蝶蘭が!(あのサンデル教授が日本文化の素晴らしさについて講演とのこと しかもクロード・レヴィ=ストロース氏の日本文化への評価を引用して)

2024-04-22 06:59:44 | 写真
今年も胡蝶蘭がほぼ咲き揃いました。2年前(2022.3.21)の拙ブログにあげたときは、マンション大規模修繕工事による日照時間不足で、花付きがイマイチでしたが、今年は普通に咲いてくれました。本当に効率の良い花で、真夏と冬場以外はベランダに置いたままで偶に水やりと施肥を行うだけです。4種類8鉢(各3・3・1・1鉢)が、少しづつ時機をずらせて咲くため、ほぼ半年近く、家の中で咲き続けてくれます。yout . . . 本文を読む
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お花見 お休み處

2024-04-15 07:00:22 | 風景(花)
お花見でのお休み處(どころ)を描きました。先日(4.4)の教室ではモチーフ担当の一人として、紫色の和傘、女物の下駄、紙風船などの“和もの”を準備させていただきました。この三点セット、実は前に所属していた会でも呈示し、当時写生したものを「和傘など」として、拙ブログ(2016.4.21)でもアップさせていただいています。今回は発想をちょいと膨らまし、TVの時代劇ででてくるお茶屋 . . . 本文を読む
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今年も春霞の中、桜前線が通過中

2024-04-08 06:59:30 | 風景(花)
遠く春霞むなか、満開の桜街道を描きました。桜街道とか桜並木などを描くに当たり私が最も衝撃を受けたのは、柴崎春通先生が6年前アップされていた「watercolor demonstration/Sakura(cherry blossom)  水彩画~桜」というyoutube動画です。初めて見たときは、サイズは普通なのに、画面いっぱいに広がる、そのスケールの大きさや躍動感に、ただただ感嘆あるの . . . 本文を読む
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山深み春とも知らぬ松の戸に・・・(式子内親王の御歌)

2024-04-01 06:59:31 | 書道
山深み春とも知らぬ松の戸に 絶え絶えかかる雪の玉水(半切大)式子内親王の御歌を書きました。実はこの歌、高校時代の書道の授業で書き、何故か今に至るも覚えていた歌2首の内の1首です。字体は当時と違うと思いますが、往時に立ち返り、60余年ぶりの挑戦です。国語の授業で習った歌は全く覚えていないのに、書道の授業というところがミソであります。(因みに覚えていたもう1首は、高砂の松も昔になりぬべし なほ行く末は . . . 本文を読む
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お団子など(教室にて)

2024-03-25 06:59:43 | 静物(全体)
お団子などを描きました。これも前回と同じ日(3.7)の教室です。急須の上蓋には桜の花びらが見え、お花見と関連したモチーフをご準備いただいたようです。恥ずかしながら“花より団子”を地で行く無粋者、折角ですので、お団子とお花見について調べてみました。あまり意識していませんでしたが、どうやら両者には浅からぬ関係があるようです。webサイト weathernews様などによりますと . . . 本文を読む
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梅に猫柳に菜の花(教室にて)

2024-03-18 06:59:31 | 静物(花)
先日の教室です。(3月7日 新百合絵画クラブ 小玉精子先生)紅梅、猫柳、菜の花を描きました。約50日ぶりの色物のアップになります。教室では、味わい深い造花のそれをご準備いただいていました。先生の“生花で描いてももいいですよ”とのご指示を受け、それぞれを切り花に見立てて描かせていただきました。教室では鉛筆での下描きだけで、色は帰宅して乗せました。今回の自分なりの「構想」は&l . . . 本文を読む
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序破急(古代における日本・ユダヤの関係(後編))

2024-03-11 06:59:35 | 書道
序破急と書きました。(縦半切1/2大)下記補記の最後の要約で紹介させていただいているクロード・レヴィ₌ストロース氏(世界的に有名な社会人類学者)の著書で知りました。氏は日本文化にも造詣が深く、嬉しくなるような誉め言葉が一杯出てきます。日本の雅楽についても、「そのリズムにおいて、曲の中に『序・破・急』があり、訴えたり憂いを帯びたりする感情をゆさぶる音楽になっています。」とされています。webサイト幻 . . . 本文を読む
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