古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

秘すれば花なり(世阿弥)(古代における日本・ユダヤの関係(前編))

2024-02-26 05:09:47 | 書道
秘すれば花なり父・観阿弥の跡を継ぎ、能を大成させた世阿弥の言葉です。(半切1/2大)齋藤孝先生は、世阿弥のこの言葉について次のように解説しておられます。“「花」とは舞台の見せ場、さわりであり、観客が面白がるということだ。客の好みは千差万別だ。相手と状況に応じて打つ手を変えろ、工夫の秘密を悟らせるな、わからないように趣向を変化させよ、というのが世阿弥から後継者へのアドバイスだ。したがって . . . 本文を読む
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夢幻泡影

2024-02-19 06:59:40 | 書道
夢幻泡影と書きました。(縦半切1/2大)“むげんほうよう”とも読むようです。いずれの四文字も消えてしまうことから、人生の儚さを表す熟語とのことです。信長が出陣するとき舞ったとされる幸若舞の「敦盛」が有名です。『・・・人間(じんかん)五十年、化天(けてん)のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり一度(ひとたび)生(しょう)を受け滅せぬもののあるべきか・・・』歴史専門サイト[レキシル] . . . 本文を読む
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雲外蒼天(米国大統領選挙・予備選挙始まる)

2024-02-12 07:00:54 | 書道
雲外蒼天と書きました。(縦半切1/2大)雲が無くなれば、蒼い(青い)空が拡がっているぐらいの意で、“苦労の後にはいいことがある”との励ましや再チャレンジの言葉となっているようです。シェークスピアの“嵐の中でも時は経つ”や一休禅師の“心配するな 何とかなる”にも通じましょう。書道としては久しぶりに漢字を書きました。去年の正月以来 . . . 本文を読む
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雪降れば木ごとに花ぞ咲きにける・・・(大字和漢朗詠集切を拡大臨書)

2024-02-05 06:59:18 | 書道
(雪の降りけるを見て詠める)雪降れば木ごとに花ぞ咲きにける いづれを梅とわきて折らまし  友則(53cm×22㎝)(画像処理にてカラー等調整)高野切第一種と同じ筆者とされる大字和漢朗詠集切の拡大臨書を続けております。和漢朗詠集(本体)の“冬”の“雪”の項目の、「みよしのの山の白雪積もるらし・・・」(2023.12.18付拙ブログ)に続く一 . . . 本文を読む
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赤カブにミカン(教室にて)

2024-01-29 06:59:28 | 静物(全体)
赤カブにミカンを描かせていただきました。先日(1.18)の教室です。私なりのテーマは二つ。一つはそれぞれの存在感をどう表現するか、もう一つは全体の色の配置です。前者については、モチーフ本体の形状や質感のほか、それに付帯する茎や葉に特に留意しました。カブの茎の伸び方やミカンの葉っぱの付き方です。後者の全体の色の配置は、絵を描く際、色を乗せる前段階で“構想”すべき大事なものだと . . . 本文を読む
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チューリップにユリ、松など(教室にて)

2024-01-22 07:00:14 | 静物(花)
今年初めての教室(新百合絵画クラブ 小玉精子先生 1月11日)です。チューリップ、ユリ、菊などのほか新年らしく松も添えられていました。色ではチューリップが目立ちますが、ある意味、この松が主役かもしれません。昨年末モデルさんを描いたときは、正面からの描きにくさを痛感していましたので、今回は右端に陣取り、左に曲線で伸びたチューリップを、そしてそこに出来る空間を大事にしながら描きました。描く対象が人物か . . . 本文を読む
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モデルさんを描きました(教室にて)(日本とユダヤの関係(開国以降))

2024-01-15 07:00:30 | 人物
昨年最後の教室(2023.12.21)です。実際のモデルさんを、今度は水彩で描かせていただきました。モデルさんは交代でしたが、その前の木炭画に続いてのことでした。木炭画でクロッキーの練習を結構やってきたつもりでしたが、実際のモデルさんを描くとなるとやはり違うものです。足を組んでいただき、その部位の立体感はある程度意識して描けましたが、何せ、自分の座る位置がまずく、ほぼ正面から・・・これが正直難しい . . . 本文を読む
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みよしのの山の白雪積もるらし・・・(大字和漢朗詠集切を拡大臨書)(今年を振り返って)

2023-12-18 06:59:20 | 書道
み吉野の山の白雪積もるらし 故郷寒くなりまさるなり 是則(55cm×22㎝)(画像処理にてライト・カラー調整)高野切第一種と同じ筆者とされる「大字和漢朗詠集切」の拡大臨書を続けています。出典では“奈良の京にまかれりける時にやどれりけるところにてよめる 坂上是則”との詞書から入っているとのこと(京は都)で、大方の歌意は “今ごろ吉野の山には雪が積もって . . . 本文を読む
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初めて木炭画・クロッキーでモデルさんを描く(教室にて)

2023-12-11 06:59:08 | 鉛筆画 木炭画
ついにクロッキー会当日(12月7日)がやってきました。あっと言う間の2時間でした。スタイル抜群のお若い美女のモデルさん。約2ヵ月前に今回あるを知り、何せ木炭という画材は初めて、しかも時間制限のあるクロッキーということで、必要な画材を急いで取り寄せたり、youtubeでプロの方のデモを見たり、自分でもクロッキー用の練習帳F8版全50枚を使いきるぐらい練習をしてきました。(もっとも、プロの方が若い時代 . . . 本文を読む
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白露も時雨もいたくもる山は・・・(大字和漢朗詠集切を拡大臨書)

2023-12-04 06:59:09 | 書道
しらつゆもしぐれもいたくもるやまは したばのこらずもみぢしにけり 白露も時雨もいたくもる山は 下葉残らず紅葉しにけり  貫之 (60㎝×23㎝)本歌出典の大元は古今和歌集の“もる山のほとりにてよめる白露も時雨もいたくもる山は 下葉残らず色づきにけり 貫之”とのことで、滋賀県の守山と雨露が洩るとが掛詞になっていると。 先ずもって何故「伝 藤原行成筆 大字和漢朗詠集 . . . 本文を読む
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木炭画の練習(お鍋に鞄)(霧の中の松林)

2023-11-27 06:59:25 | 鉛筆画 木炭画
木炭画によるクロッキー会(12月7日)を前に、とにかくこの画材に慣れることが一番と、その木炭での試し描きをやっております。長い間台所で活躍してくれたお鍋です。廃棄予定で玄関口に置いていたものを机上に戻し、最後の一役をやってもらいました。鞄は正に目の前にあった自分が使用中のものです。金属と布の質感は、時間さえあればそれなりに出せるようです。調子に乗って生意気にも、下の長谷川等伯の「松林図屏風」(部分 . . . 本文を読む
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木炭画によるクロッキーの事前練習(拙ブログ600枚目記念)

2023-11-20 06:59:27 | 鉛筆画 木炭画
木炭画によるクロッキーの練習です。後に述べます教室でのクロッキー会の、事前の、私個人の自主的な練習であります。ネット上の画像にあるバレリーナさんをモデルにしました。クロッキーに大事なブロック(頭、胸部、腰部、手,脚などの各部位)の位置や長さ、全体の軸線の流れなど勉強にはもってこいだと思ったからです。また手脚の伸びやかさは魅力的です。用紙はF8(片面455㎝×379㎝)サイズのクロッキー . . . 本文を読む
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11月の夏日 われらの学舎(まなびや)あたり(教室写生会にて)

2023-11-13 06:59:15 | 風景(全体)
昨日(11月16日)スケッチ会の講評があり、小玉精子先生から、学び舎建物の構図について“建物左端をもっと高くし右にいくにつれ低く”また“郵便ポストはもっと赤くてもいいのでは”とのご指導をいただきました。上は修正したものに置き換えています。特に前者については構図の基本中の基本、いかに他の事に気をとられていたとはいえ、自然にできていなければならないことで . . . 本文を読む
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秋は夕暮れ 夕日のさして・・・

2023-11-06 06:59:51 | 風景(全体)
秋は夕暮れ 夕日のさして・・・清少納言の枕草子書き出しの秋のところの文言です。11月に入っても夏日が記録されるなど、猛暑が続いた今年でしたが、それでも秋は確実に訪れてくれたようです。すぐ近くのマンションの、庭園通路沿いの光景を描きました。絵としての出来栄えはともかく、ほぼ原風景に近い光景(10月末)です。赤い梅もどき(?)の実、黄茶色づいた欅(中央奥)、茶紫の渋いハナミズキ、落ち葉、そして何より夕 . . . 本文を読む
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イグアナ(置物)を描きました(教室にて)(鉛筆画+初めての木炭画)

2023-10-30 06:59:24 | 鉛筆画 木炭画
先日(10.19)の教室でイグアナ(置物)を描きました。お花も一緒に準備されたモチーフのコーナーでしたが、これに絞って描きました。水彩画で描くつもりで、下描きを手持ちの鉛筆(10B)で始めました。その鉛筆描きを進めるにつれ、これだけでも何とかなりそうなので、教室の時間内では本体部分を鉛筆だけで概成させました。紙は水彩紙(ワトソン)の裏側で、そのザラザラ感がイグアナのそれと合ってくれたようです。この . . . 本文を読む
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