古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

似蘭斯馨 如松之盛(漢字(芳翠先生の草書千字文)の練習)

2018-07-09 06:59:14 | 書道
草書の練習です。
芳翠先生の草書千字文から8字を書きました(半切×1/2大)。

似蘭斯馨 如松之盛

似と如、斯と之は同じ意で、
千字文では同じ字を使わないからこういう表現が多いとのこと。

その意は(それが人なのか家なのかは分かりませんが)
蘭のように香り豊かで、松のように隆盛である‥といったところでしょうか。

崩し方(草書)において、
二行目の如、松、之はそのままいけそうです。

似の人偏は最も単純な縦一線だけの崩し方です。
この書き方は、その他にも行人偏(行など)、三水偏(波など)、言偏(許など)も同じ様に縦一線に崩すので
右の旁に共通するものがあるときはややこしそうです。
たとえば、他と池、
詩と待と侍、
あるいは住、往、注、註など。

蘭の草冠と門構えはこのように崩すようです。

斯は其と斤の、馨は殸と香の、盛は成と皿の、それぞれの草書体からなっている
・・・こんな当たり前のことを、実際に書いてみて、初めて実感として知らされております。


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2 コメント

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Unknown (mori)
2018-07-09 11:55:58
松・如は楷書の字を見なくも、似・之は楷書の字を見て分かりましたが、馨 ・盛は楷書の字を見ても、この様に書くのかとその難しさに驚いています。多分こうだろうと筆跡を追ってみてもとても頭に入りません。恐れ入りました。
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Unknown (サガミの介)
2018-07-10 04:55:23
草書も実際に何回も書いて、稽古すればどんなものでも読み書きできるのでしょうか?
古文書読む人すごいなと、いつも思っています。
それにしても、この書、良いバランスで落ち着きます、絵のようです。
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