嵐の中でも時間は経つ（シェークスピア・マクベスより）

「あらしのなかでもときはたつ」（阿らしの難可ても時間八多州）

シェークスピア・マクベスのなかに出てくる言葉です。キザっぽい言葉と書ですみません。

かれこれ三十数年前のこと、当時のマンション（今の住まいの前）の入居に際し、友人が何かを贈ってくれるという。
その友いわく、知り合いに書家の方がいて、こちらから言葉を言って、それを書いてもらうことも可能だと。
しからばと、お願いした言葉がこれ（嵐の中でも・・・）です。当時の、いわば、座右の銘。
書家の先生には、西洋の言葉を和風のかな文字に変え、友からは表装したものとしていただきました。今でも大事に飾っています。
阿修羅の阿、困難の難などの字が使われているのが印象的でした。

今回は、これをお手本にして、自分でも書いてみました。字体等は少し変えています。

人生いろいろ。又、モットーや励まされる言葉もいろいろ。
チャレンジを促す前向きで能動的なことばもあれば、じーっと我慢の受身のことばもあります。
この言葉は、後者のそれです。
困難に面した時、打ちひしがれた時の心の持ち様、物事には“時間”が解決することもある、・・・・
などなど、挙げたらきりがないくらい、この言葉に助けられたことでした。

また、人生、上手くいっている時には学ぶことなど、殆んどありません。
逆に、こういう嵐や失敗の中でこそ、学ぶことは一杯にあるものだ。・・・こんなことも教えられたことでした。

[追記 1]

2022.1.31付拙ブログ「世の中は・・・」において、

苦しい時の心の持ちようについての和歌や

関連する一休さんの言葉をアップさせていただいております。

[追記 2]

同じく2013.9.23付拙ブログ「台風一過のあとの夕焼け空」において、

人生の“切り替え”に触れています。