オイラは歳を喰って持続力が無くなったで小説が読まなくなった。それにまだ理由があって、現実の事件や出来事の方が突飛で、びっくりすることが多い。そして主人公や脇役の登場人物に「こんな人は現実に居ないだろう!ストーリーを読み進めるために出してきたな」という違和感が出てきて読み進むと嫌になる小説が多い気がする。それで読めなくなった。しかしオイラは宮部みゆきさんの本書のシリーズである「三島屋変調百物語事続」のシリーズだけは心待ちに待っているのです。さて本書をなぜ長野くんだりまで持ってきたかというとBook/Offで買ったのです。もう本書は持っているのに、また買ったのです。390円の値札を貼られていちゃ!こんな面白い物語を、こんな安い値段じゃ!買わざろう得えないでしょう!まぁ一般的にこういう人は「本好きバカ」と呼びます。
三島屋シリーズは人間の強欲と嫉妬心と無関心と自分勝手な心と恐怖心が奇妙な妖怪・祟り神をこの世に住まわせることになる。でも本当に妖怪は存在するのだろうか?そして縁起物とよばれる者や物は、この世に存在するのだろうか?この世の理屈にかなわぬものは、存在しつづけることができるのだろうか?三島屋変調百物語シリーズは100話完結で現在進行中です。
PS
本書「あんじゅう」は読売新聞に連載された関係から南伸坊の装画・挿絵(2ページに1枚程度の挿絵が掲載されていて三島屋シリーズの中ではでは豪華な装幀になっている)