石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

末井昭著  自殺  朝日出版社 2013年刊

2023-12-31 | 

朝日出版社のブログで2013年5月から連載を始めて、20213年11月に書籍化された。そして朝日新聞2015年3月7日・14日・21日に自殺防止キャンペーンで末井昭さんのインタビュー記事が掲載されています。自分自身は一度たりとも自殺は考えた事が無いそうですが、母親の自殺・恋人の自殺未遂・借金地獄・ギャンブル依存・うつ病と「自殺の入り口」うろついていた日々を書いてあります。生きたいのにお金の事で死ぬのはバカバカしいからやめた方が良いですよ。お金持ちは「日本は自由競争社会でだれでもチャンスがある。お金がないのは、あなたの努力しなかったから自己責任と言いますが、経済は縮小して格差も広がっている。お金が無いのは社会が悪い。社会が悪いのに自分が死ぬことは無いよ!「お金は結局、紙切れですから、お金で自殺することはないです」

さいごの一行には

「みなさん死なないでくださいね。生きていてよかったということはいっぱいあるんだから」

と結んであります。

末井昭さんの文章は分かりやすい。子供が書いているような文章になるまで何度も書き直すそうです。「自分より文章がえらく見えるのは嫌い」だそうです。


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