石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

個展にやってくる不思議な人々

2006-06-15 | 独り言
私は個展を開催している期間はすべて会場にいます。会場にいる必要はないという人もいますが、わざわざ電車賃を使ってきていただくわけですから、作者は会場にいるべきだと思っています。ただ作者と知り合いだとお世辞のひとつも言わないといけませんので、居なくて良かったと思う時もあるでしょうが、基本的には居るほうが良いと思っています。
知人は別にして、個展にやってくる人々は、時間に余裕がある人、昼休みの休憩を会場で過ごす人、誰かと待ち合わせの人、会場の隣がサービスステーションですから通りすがりの人、そして何を目的にやってくるのか分からない人です。この目的が写真を見にやってこない人が面白いのです。その人は50代の男性で、私の個展にいつもやってきてくれますが、過去に開催した自分の個展の案内状を私に見せて、自慢話をはじめるのです。それが同じ写真で開催場所が違う案内状を見せるのです。新しいギャラリーが出来ると、応募をくりかえしているみたいです。本人にいわせると「好評なので、巡回展だ」といっていますが、まぁ金を払ってくれるならギャラリーにしては新作だろうと旧作だろうとどうでもいいわけです。