鳥取へ♪（１）

＊うちを出たのは10/10（水）の午前5時少し前である。あっちゃ。これで大阪駅発5:35の神戸方面大久保行きという普通電車に偶然だが間に合った。大阪駅から京都方面へ向かうか山陽線を西へ行くかは事前には決めていなかった。要はＪＲ西日本一日乗り放題金3,000円也という『鉄道の日』記念切符の使い方である。大阪周辺を隈なく探索し尽くしたというわけでもないが、電車に乗ってたまには大阪を遠く離れてみたいという単純な願望があったわけである。格別どこそこへ行ってみたいという望みなどはなかった。

　大久保などという駅があるのは知らなかった。そのすぐ手前にある西明石駅は知っていたから（はあ？）そこで降りたのが6時半頃だったろうか、そろそろ通勤・通学ラッシュの時間である。

　向かいのホームから6:42発の播州赤穂行きに乗った。これが山陽線を外へ外れることは乗ってから気づいたが、四十七士の赤穂へ行ったことはなかったから別にそれでも構わなかった。『義士祭』なら30代の頃泉岳寺にも吉良邸跡にも写真を撮りに行ったことがある。愛知県の吉良町には機会があったが行かなかった。私はこれは美談でも何でもないと思っているが、どういうわけか四十七士は国民的英雄である。ｗ

　播州赤穂着が7:50。電車通学の高校生らで車内は超満員だった。通路に直接腰を下ろす男子高校生も何人もいたがみんな降りた。ってか終点だもんあったりまいやんか。ぁそ。
　8時過ぎにすぐ出る電車があったがスルーして１本遅らせた。１時間遅れるから時間がもったいなかったとも言えるが、喫茶店でモーニングをとって駅前を激写していたらすぐに時間が来た。後にも先にも、電車を意識して見送ったのはこの１本だけである。ちなみに喫茶店の従業員は３人いて、それぞれ朝の準備と仕込みに追われていたが、私がいた時間お客は私一人だった。ひょえっ。

　青春18切符等『ＪＲの１日乗り放題』と言っても、効率良く乗継出来るのは東海道線・山陽線と、あとは大都市近郊の限られた路線だけであって、これを少しでも外れると途端に待ち合わせの坩堝に入り込んでしまう。　

　これも思いつきでデジカメを『デート写し込み』にしてみたが、年月をいじらなかったため２枚のメモリカードには全部『2006年9月』と入ってしまった。アホッ！日時は正確だったが当たり前。

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　9:08糸崎行きで山陽線復帰を目指す。
　糸崎という駅も知らなかったが途中に東岡山～岡山があることがわかったので乗った。あっそ。岡山着が10:22で31分後に伯備線備中高梁行きが出ることを知って、これに乗ることにした。ようやく日本海側に抜けることを決断し、この旅の骨格が定まったわけである。山陽本線をまっすぐ広島方面へ向かう方が帰りが楽なことはわかっていたが、いつもこのパターンでは工夫がなさ過ぎると考えたのである。ｗ