*10:53岡山発の伯備線に乗って終点の備中高梁に着いたのが正午頃だろう。次の新見行きが出るまで30分ほど時間があったので駅前に出てみたら、ここも寅さんシリーズ第八作のロケ地だったという大きな看板が出ていた。今調べたらマドンナ役は池内淳子で喫茶店の経営者である。なかなか泣かせる話で名作の部類に入るのではないかと思った。
『ここも』と書いたのは、結局今回の小旅行で最終目的地になってしまった鳥取砂丘でも『男はつらいよ』が撮影されていたからである。第44作1991年(平成3年) の『寅次郎の告白』がそれである。満男くんが後輩のゴクミを追って鳥取まで行き、砂丘で彼女と会えてころがり落ちるという、あれである。笑。私もなんだかんだ言って結構寅さんシリーズは見ているのである。最近歳とともにこの映画の良さが身に染みて来て、DVDが安ければ(!)48作全部揃えてもいいと思っているくらいである。あっそ。
さて12:32備中高梁発の新見行きである。路線図を見ると大して進んで行かないようで、まだ何回も乗り換えないと日本海側には出られないのかと心配になって駅員さんに訊いてみたら、新見から約30分の待ち合わせで米子行きが出ているとのことで一安心した。
今回私は『ポケット時刻表』を買わなかった。キヨスクでそれとなく何回か目で探したが見当たらなかったからだが、つまりは積極的に買い求める気が起こらなかったわけである。
時刻表は読み物としても面白いので、あんなものを(!)買ってしまったら次々に妄想が連鎖して、あちこち行きたくなってしまいそうだから自制したのだ。
伯備線は渓流沿いを進む路線である。噂には聞いていたがこれほどまでとは思っていなかった。
汽車汽車シュッポシュッポ
シュッポシュッポシュッポッポ
ぼくらを乗せて
シュッポシュッポシュッポッポ
速いぞ速いぞ窓の外
畑も飛ぶ飛ぶ
家も飛ぶ
走れぇ走れぇ走れぇ~っ!
鉄橋だ、鉄橋だ
うぅれしいな♪
まあ、電車であって汽車ではないからシュッポッポなんて音はしないし、速いと言うほど速くはなかったし、嬉しいと言うほど鉄橋は珍しくなかった。
右かと思えばまた左の渓流の連続である。付近の地理に無知な私は「こんなに何回も川を横切るのだから、これはさぞ多数の川が山間を縫うように流れているのだろうな」と推察したが、これはとんでもない錯覚で、川は途中まで高梁川1本である。渓流も線路も道路も、これでもかというほど何回も極端な蛇行を繰り返すので入れ替わり立ち代りそれぞれの位置関係を変えるのである。
これに加えて、トンネル、幹線道路、田畑、村落、切り通し・・等々の繰り返しである。石灰岩の(?)採掘場もあった。喫茶店、GS、整備工場、食堂、酒屋、よろずや、売店とか、生活に密着している筈の商店はあまり見かけなかった。どこにも家は建っている。住家というか農家というか、新築のピッカピカの家の集落もあったが、だいたいが駅前にしてからが商店街というものがない駅が多かった。そういうところの人たちはいったいどこで買い物をしているのかと心配になった。余計なお世話ってか、あっそ♪
『ここも』と書いたのは、結局今回の小旅行で最終目的地になってしまった鳥取砂丘でも『男はつらいよ』が撮影されていたからである。第44作1991年(平成3年) の『寅次郎の告白』がそれである。満男くんが後輩のゴクミを追って鳥取まで行き、砂丘で彼女と会えてころがり落ちるという、あれである。笑。私もなんだかんだ言って結構寅さんシリーズは見ているのである。最近歳とともにこの映画の良さが身に染みて来て、DVDが安ければ(!)48作全部揃えてもいいと思っているくらいである。あっそ。
さて12:32備中高梁発の新見行きである。路線図を見ると大して進んで行かないようで、まだ何回も乗り換えないと日本海側には出られないのかと心配になって駅員さんに訊いてみたら、新見から約30分の待ち合わせで米子行きが出ているとのことで一安心した。
今回私は『ポケット時刻表』を買わなかった。キヨスクでそれとなく何回か目で探したが見当たらなかったからだが、つまりは積極的に買い求める気が起こらなかったわけである。
時刻表は読み物としても面白いので、あんなものを(!)買ってしまったら次々に妄想が連鎖して、あちこち行きたくなってしまいそうだから自制したのだ。
伯備線は渓流沿いを進む路線である。噂には聞いていたがこれほどまでとは思っていなかった。
汽車汽車シュッポシュッポ
シュッポシュッポシュッポッポ
ぼくらを乗せて
シュッポシュッポシュッポッポ
速いぞ速いぞ窓の外
畑も飛ぶ飛ぶ
家も飛ぶ
走れぇ走れぇ走れぇ~っ!
鉄橋だ、鉄橋だ
うぅれしいな♪
まあ、電車であって汽車ではないからシュッポッポなんて音はしないし、速いと言うほど速くはなかったし、嬉しいと言うほど鉄橋は珍しくなかった。
右かと思えばまた左の渓流の連続である。付近の地理に無知な私は「こんなに何回も川を横切るのだから、これはさぞ多数の川が山間を縫うように流れているのだろうな」と推察したが、これはとんでもない錯覚で、川は途中まで高梁川1本である。渓流も線路も道路も、これでもかというほど何回も極端な蛇行を繰り返すので入れ替わり立ち代りそれぞれの位置関係を変えるのである。
これに加えて、トンネル、幹線道路、田畑、村落、切り通し・・等々の繰り返しである。石灰岩の(?)採掘場もあった。喫茶店、GS、整備工場、食堂、酒屋、よろずや、売店とか、生活に密着している筈の商店はあまり見かけなかった。どこにも家は建っている。住家というか農家というか、新築のピッカピカの家の集落もあったが、だいたいが駅前にしてからが商店街というものがない駅が多かった。そういうところの人たちはいったいどこで買い物をしているのかと心配になった。余計なお世話ってか、あっそ♪