本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

メディアの腐敗にどう抗うか。

2011-10-07 20:04:15 | 社会
1.「メディアの腐敗」に抗する特効薬などは存在しない。我々は分相応に出来ることだけを日々地道にこなして行くだけである。「これは」と思う私的情報を不断に発信して行くだけである。
 無名だろうと無能・無効だろうと、2チャンネルやツイッターやfacebookを駆使し、或いは私の様にあることないことブログに書き殴って情報発信し続けるしかないだろう。

2.昨夜のニュース23の反小沢キャンペーンもひどかった。朝日と毎日は徹底した「反小沢」であり、これら2つの局からは冷静さの欠片も感じることが出来ない。執念深い小泉ポチが今尚続行する「角福戦争」の一方に恥じることなく加担しているのであるから、他にも増しての「報道失格」そのものである。

 膳場キャスターは美人だし(!)、某局の小宮悦子のようにいい歳をして作り声で出しゃばった発言をすることもないから、私は個人的には嫌いではない。w
 離婚歴がどうのこうのといつも私生活を批判されているが、公的活動と私生活の混同は敢て混同する方が卑劣なのである。第一あんなきれいな人を妻として独占しようとする男も間違っているってか、あっそ。w

3.ヤクルトに3連勝したからと言って、その前の対ヤクルト6連敗が帳消しになるわけではない。フロントの腹は来期も真弓監督続投らしいが、「監督はなるたけ無能な方がいい。勝ち続けたら給料を上げなければならなくなる」という経営サイドの思惑には私は反対である。

 岡田監督は今オリックスに修行に出されているが、いずれは阪神に戻って「黄金期」を築き上げるための有力候補者なのだろうか。彼の解説者時代の発言を私は何度も聴いているが、彼の解説には一本筋の通ったものがある。福本さんの解説も好きだが、岡田さんは切れる。だから解説者も務まるのだが、思いつきで采配を振るう真弓監督などは、解説者の口はないのではないか。今期の彼は有力投手陣らに付けなくてもいい黒星を付けてしまったし、金本兄貴の連続記録も何の合理的理由もなく突然止めてしまった。阪神は今期連敗は多いが連勝は少ない。

4.どの時代にどの地域に生まれ育ったかによって、我々個々人が出会う「学説」「学者」は異なって来る。
 そしてどんな学説にも個々栄枯盛衰がある。

 今となっては「昭和の学者」の一人に過ぎないとされてしまった林健太郎元東大教授の晩年になってメディアに登場した木村尚三郎(同じく元東大教授)などは林らの「暗黒の中世」説を一挙に覆す学説を引提げてNHKの講座などに出演していた。中世の日本では全国各所に「弘法さんの架けた橋」があったのと同様、中世のヨーロッパにはあちこちに「イエスの生まれた飼葉桶」があった、などと紹介する彼の講座は楽しかった。

 それでM・フーコーであるが、私は昨夜新装なった大阪駅ビルに行く機会があったので、そこの9Fの三省堂書店でフーコーの三部作を探したのである。でも見つからなかったので検索したら(当然というか)在庫なしだった。
 で、そのデータを(『言葉と物』&『監獄の誕生』の2冊だったが)プリントアウトして受付で、

「もし今この2冊を注文したらどのくらいで届くか?」と尋ねたのである。

「一週間(以内)で」という答えを私は期待していた。それだったら2冊で1万円以下の価格だったし、私は注文しても良かったのであるが、驚くべきことに返って来た答えは(ちょこちょこっと調べて!)なんと、

「1週間から3週間です」だったのである。

「この野郎、俺に金がないと思って喧嘩を売ってるのか!」

と思い、私は「他所へ行くわw」と応じて発注しなかったのである。

 東販に問い合わせるなり発売元の新潮社に聞くなりすれば、向こうは本を売るのが商売なんだから(!)「1週間以内」というあったりまえの答えが返ってくるのが普通ではないかと思うのだが、この私の常識は今はもう通用しない時代なのだろうか?

 私は還暦を大きく過ぎている年齢なのだからいつお迎えが来てもおかしくないのであるから3週間後も存命である保証などどこにもない。
 だから「ばかやろう、珍しくもない本を買うのに3週間も待てるか!」なのである。

 尤も買ったからと言って直ちに読む体勢に入れるというものでもないし、古本屋で探したら意外にすぐ見つかるかも知れないし、或いは図書館に行けば済むことじゃないか・・等々で、私はフーコーの入手を決して急いではいないのであるが。w

5.S・ジョブズが56歳の若さで他界された。iphone4sが発売された翌日のことである。合掌。
 M・ソフトのビル・ゲイツは30年来の友人でありライバルだったということだが、他社を放逐することに辣腕を振るった彼にはジョブズ氏のような「カリスマ性」は殆どない。

 が、いずれにせよこの二人が世界の在り様を変えてしまった。
 真空管を繋げてミサイルの弾道の計算を始めた(今は)3億人の人口を持つアメリカで生まれたこの二人が、「前人未到の情報革命」とでも形容すべき事態を惹起こしたのである。

 人口13億人を誇る中国ではiphon5が発明(?)されたが、実用分野では日本人の(大向こうを呻らせるような)活躍はないと言っていいだろう。

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cf.勝谷誠彦

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